「あったらいい」に耳を傾けてはいけない!

2011.09.23
    

今日の愛知県西尾張地域は秋晴れの爽やかな天候となっています。次女(小3)の通う小学校では「運動会」が行なわれています。
私が、「今日が運動会」だと知ったのは、娘が学校に出掛ける直前のことです。 子供のことについて無関心すぎると朝から反省をした次第です。
妻と長女は朝から応援に出掛けましたが、私も朝礼終了後にチラッと顔を出して来ました。
(娘の通う小学校は当社から徒歩5分のところにあるのです・・・)
“徒競走”だけを見て帰ってきましたが、順位はともかく一生懸命に頑張っていました・・・。
校舎には、『真剣に走る姿が一等賞』 というスローガンが大きく掲げてありました。
私の中では、娘は間違いなく”一等賞”。 今晩帰宅したら、思いっきり褒めてやろうと思います。
 
 
さて、いきなり話題を変えますが、この辺で今日の本題へと移らせてもらいます。
今日は、「”あったらいい”に耳を傾けてはいけない!」 というテーマで行かせてもらいます。
仕事で成果を残すには、「頭を使うか」・「体を使うか」・「お金を使うか」のいずれかによるわけですが、”今ひとつ”の社員ほど、「お金」を使いたがる傾向があるのではないでしょうか・・・。
「お金」を使ってはいけない、と言っているわけでは決してありません。 事業を進めていく上では、ある程度の資金投下も当然に必要になることでありましょう。
しかし、まず「お金」を使って物事を解決しようという安易な考え方が危険なのです。
そんなことより、まず自分の頭を使って知恵を絞る・・・、自分で知恵が出てこないのなら周りの人に相談してみる、そして自分自身が汗をかきながら行動することが肝心なのです。
“一事が万事”、ここの部分を間違えると、当事者も会社も成長が止まってしまいます。 成長が止まるどころか、衰退が始まっていきます。
 
どこかで聞いたか読んだかの受け売り的な話で申し訳ないのですが。社員に対し目標を課したり、問題解決を依頼したような場合に、なかなか成果が表れてこないことがあります。
そんなときに、その理由を社員に尋ねると、「何々が無いから・・・」・「何々が足りないから・・・」といった回答が返ってくることが多いもの。予算(お金)であったり、人員(スタッフ数)であったり、接客ツール(パソコンの台数等)が無いだとか、足りないだとか・・・。
そういうことは言っても、「自分の努力不足」や「工夫の足りなさ」を回答する人はどれだけいるか、ということです。
 
工夫をするより、「お金」を使うほうが”楽”なので、「何々があったら・・・」と直ぐに言いたがる人が多いわけです。
それが”自分のお金”でないから、というのもあるかも知れません。
自分のお金でないために、「本当に必要なのか?」ということを深く考えることも無いのでありましょう。
 
そして、ソレを会社側が用意したところで状況が変わることもなく、次には別の「何々が足らない」・「何々が欲しい」ということを言い出すことになるのです。
ですから、社長は、社員の「あったらいい」に安易に耳を傾けてはいけない! ということを聞いた(読んだ)記憶があります。
 
「欲しい」のか、「必要」なのか?
「欲しい」のは”感情”であるので理由は要りません。 しかし、「必要」は”事実”なので、ちゃんと説明できるデータや理由が要るわけです。
「本当にソレが必要なのか? 自分の感情だけで言っているのではないか?」
その点をよく突き詰めていくことが肝心なのでありましょう・・・。