「一期一会」いちごいちえ

2011.07.14
    

写真は、名古屋市を始めとした中京圏で活躍中のタレント・矢野きよ実さんからお送り頂いた「Tシャツ」。 矢野さんはタレントでありながら、”書道家” としても名を馳せておられる方であります。
以前(1年半ほど前)、アパマンショップ東海エリアのイメージキャラクターを務めていただき、テレビCMにも出演して頂いていました。
アパマンショップ東海エリアで「広告担当役員」を務めさせて頂いている私は、そのCM撮影に立ち合わせていただき、そこで初めて矢野さんとの “ご縁” をいただきました。
その後、矢野さん宛てに激励のお手紙を差し上げたところから、私のことをちょくちょく気にかけて頂くこととなり、今回は 「Tシャツ」 をお送りいただく格好となりました。

 

このTシャツに記されている文字は、「想」 という字。
宮城県雄勝町(硯の町として有名)のガレキの中から出てきた硯を用いて矢野さんが書いた 「想う」 という字をプリントしたものです。
 
震災後、同町に何度か足を運ばれている矢野さん。 泉谷しげるさんと一緒に被災地で活動されている写真も同封されていました。
 
被災地の皆さんからのメッセージは 「想ってください 忘れないでください」。
写真の最後に記してあったこの言葉が印象的でした・・・。
 
  
さて、今日の本題へと移ります。
矢野さんと、こうした交流をもたせて頂けるのも 『一期一会』 の精神で臨ませていただいている結果なんだろうなぁと思っています。
『一期一会』(いちごいちえ)・・・・
これは、もともと茶道の精神性を説いた言葉で、「今日の一会は生涯に二度とない会だと思い、主客ともに誠心誠意、真剣に交わることが肝要である」 という心得を説いたものであります。
よく勘違いされていることでありますが、『一期一会』とは、「一生で一回しか会えない」 という意味ではありません。 「もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」 ということなのであります。
 
“人生80年” と言われます。 そういう観点からすれば、私も折り返し地点をとっくに超えており、残すところ “5分の2” という計算になります。

 「命とは時間」

そう考えると、無駄な時間を費やす気にはとてもなれません。
今この瞬間は、「今」 しか経験できないわけですから・・・。 5分後に 「今」 は無いのです。
折角の出会いを活かしたり、楽しんだりできなければ勿体無いことですし、その時間が無駄な時間で終わってしまったのであれば、相手方に対しても申し訳ないことです。
 
その時その時、その一瞬一瞬の 「出来事」・「行ない」 が繋がりあって、自分の 「人生」 となるわけです。
ですから、『一期一会』 の精神を念頭におき、常に 「一生懸命を忘れない自分」 でありたいと思います。