「人生・仕事の結果」=『考え方』×『熱意』×『能力』

2012.03.20
    

特別な意味もありませんが、「名古屋城」です・・・。

昨日のブログで、”人生”というものは「能力」の差だけで決まるものではないですよ・・・。
それを補完し、更なる高みをもたらすものがあって、それが「熱意」・「志」というものですよ・・・
と記させて頂きました。
 
そして、私たちの”人生”を左右する、さらに重要な要素があります。
 
それが『考え方』です。
 
上記のことを説明するのに、とても解りやすい「方程式」があります。
1月9日に同じ内容で記していますが、再度いかせてもらいます。
 
これは、盛和塾の稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長)が考えつかれたもので、私たち塾生によく語られるものです。   
 
「人生・仕事の結果」=『考え方』×『熱意』×『能力』  
 
自分の周りには、自分より高い『能力』を持った人が沢山いますよね。
では、人並みの能力しか持ち合わせていない自分が、その人たち(以降”ライバル”と表記します)に”仕事”や”人生”で勝てないかと言えば、決してそうではないのです。 
 
仮に、100点を満点として、ライバルが90点の能力を有していたとします。
 
自分は平均より若干上の60点とします。 
 
えてして高い能力を持っている人は自分の能力を過信し、努力を怠る場合があるのです。
 
自分は90点の能力があるから、そんなに頑張らなくても大丈夫だということで30点ぐらいの努力しかしない場合が多いのです。 つまり、熱意が30点です。  

逆に、能力に劣る自分は、自分の能力の無さを認識し「自分の持っている能力は決して高くはないが、何としても成功したい!」という強い気持ちで努力をします。
 
100点とは言わないまでも、90点ぐらいの努力をしたとするならば、60点×90点で5400点となります。 
 
一方、ライバルは90点×30点ですから2700点になります。
 
この段階で、倍の差がつくのです。 
 
つまり、ある意味”先天的”なものと言える『能力』が劣っていたとしても、それをカバーするだけの『熱意』(稲盛塾長は、これを”誰にも負けない努力”と言われます)があれば、ライバルに負けることはないのです。 
 
なんだか、勇気が沸いてきませんか・・・・。
 
さらに、ここに『考え方』が掛かるのです。
 
ここで怖いのは、『考え方』には”悪い考え方”がある、つまり、”マイナス”の概念が存在するということです。   
 
ここでマイナスが掛かれば、『能力』と『熱意』の積が大きければ大きいほど、人生や仕事の結果は大きなマイナスになってしまうのです。
 
ちょうど17年前の今日、「地下鉄サリン事件」を起こしたオウムの連中や、ライブドアのホリエモンなどはこの例に当てはまるのではないでしょうか。 
 
どうです? 
なるほど・・・って感じでしょ。
 
これに関連して、以前、とある敏腕コンサルタントの方から、FAXレターをいただき、その中で次のような言葉が紹介されていました。
 
“考え方”に気をつけなさい。あなたが考えたことは、あなたの言葉になるでしょう。
“言葉”に気をつけなさい。あなたの言葉は、あなたの行動になるでしょう。
“行動”に気をつけなさい。あなたの行動は、あなたの習慣になるでしょう。
“習慣”に気をつけなさい。あなたの習慣は、あなたの人格になるでしょう。
“人格”に気をつけなさい。あなたの人格は、あなたの”運命”になるでしょう。
 
これは、ある学校の入り口に掲げてあった言葉ということですが、まさに『考え方』の重要性が解りますよね。
 
全ては、『考え方』から始まるのです。
これは、子供より大人が重々気をつけたいことであります。 
 
※写真は、「名古屋城」。特別な意味はありません・・・・。