「出世の法則」斎藤一人さんの教え

2011.05.14
    

以前このブログでもご紹介させて頂いた自己啓発本、『斎藤一人の人を動かす』(永松茂久・PHP研究所) の第5章に「一問一答」形式の興味深い記載があります。
今日はその中から、実に的を得た回答、まさにその通りなんだろう・・・ と思える記載がありますので、それについて記させてもらおうと思います。
 
あるサラリーマンさんからの質問で、「斎藤一人さんが考える”出世の法則”を教えてください・・・」 というものです。
 
これについて、一人さんは次のように答えておられます。(そのまんま記します)
 
例えばすごく働き者の人がいるとする。そういう人は、すぐ 「俺はこれだけやって実力もあるから、歩合制にしろ」 とかって言い出す人が多いんだよ。 そのほうが自分にとって得だと思っちゃうの。 そりゃそうだよね。働けば働くほど、自分のところに入ってくるお金が多くなるからね。
だけどだよ、そういう人は究極的に成功し続けることはないの。
「損して得を取る」って発想がないから、自分の得にならないことはしないの。
どういうことかというとね、自分は人の倍やっているんだから倍ください、とか、「倍くれれば倍働きます」って言う人はいくらでもいるんだよ。 そんな考え方で倍働いてもその人は光らないよ。
でもね、ここで同じ給料でも人の倍働くんだって思っている人は、経営者から見てもそうだし、周りから見ても光って見えるんだよ。
そうすると、上ってのは 「こいつを出世させよう」 って思うんだよ。 そんな心構えの人間が上司の心を動かすんだよ。 そしてね、出世したら必然的に給料は上がるんだよ。

だから目先の得ばっかりにこだわっていないで、一生懸命働くの。 そうすれば周りの人から 「あの人は損得抜きで一生懸命やる人だ」 って思われるの。 そうすれば人からの頼まれごとが増えてくる。頼まれごとが増えるってのは、人から使われているみたいに感じることがあるかもしれないけど、違うの。 人から信頼されているから増えてるんだよ。
だから頼まれごとが増えてくるってのは、自分の運勢が上がっているって思えばいいんだよ。 職場でも何でも、自分の名前が一番に挙がるようになれば、もう運は自分の手の中だよ。
そしてね、人からの頼まれごとをした時は笑顔で 「ハイ」 って答えて一生懸命にやるの。その時にこの言葉を置いときな。「常に期待以上のものを返します」 ってな。

そしてお礼を言われた時に、「自分は好きでやってるんです。食べていければ十分ですから。チャンスをくれてありがとうございます」 って言えたら、その人の人望は満点だよ。
逆に頼まれごとをした時に、自分の都合ばっかりを言っていたり、「なんで俺ばっかりやらされるんだ。やってもやらなくても給料は同じなのに」 ってふてくされてると、人からものを頼まれなくなってくるんだよ。 そして運もどこかに行っちゃうの。
だから、頼まれごとが来た時は 「運が回ってきた」 って思ってればいいんだよ。 まぁ、「損して得を取れ」 って話だな。 それが “出世の法則” です。 
 
今日は私があえてコメントを述べないほうがいいような気がしますので、これで終わります・・・。