「日本相撲協会」に物申す!

2010.06.29
    

野球賭博問題に揺れる 「日本相撲協会」。
昨日の理事会において名古屋場所の開催を決めました。特別調査委員会の勧告どおり、親方・
力士の大量処分を受け入れるという形での開催です。
 
しかし、これは如何なものかと思います。
 
もし、自分が武蔵川理事長の立場であったらどうするだろうか・・・?
こんなことを考えながらテレビや新聞報道を見てきました。
 
私なら、名古屋場所は開きません。
 
開催しないことにより、協会側の金銭的な損失は大きいでしょう。
協会のみならず、経済的な損失を蒙る関係各位も多いでしょうし、残念に思われる方も大勢おら
れるでしょう。特に大相撲中継を楽しみにしているお年寄りのファンの気持ちを考えると切なくも
なります。
 
しかし、協会全体が腐りかかっている状態、膿が出し切れていないような状態での開催は控える
べきではないでしょうか。
場所中に新たな問題が表面化したり、まだまだあり得ます。
もし仮に、そんなことになったら協会はどう対処するのか・・・・。
“国技” とも言われる 「大相撲」、一大改革が必要な時期に来ています。その強い気持ちと覚悟
を表す意味からも一場所 開催を見送るべきだったと思います。
 
昨日行なわれた記者会見の席上において、必死に撮影をするカメラマンが目障りということで、
武蔵川理事長が声を荒げました。
 
 「そんなんだったら、(会見を)やらないよっ!」
 
その映像、その言葉を聞いて、つくづく呆れました。
理事長は、ことの重大性を本当に分かっているのか?
ひょっとして、被害者意識を持っているんじゃないのか・・・、どうも感覚がおかしいような気がして
なりません。
 

私は小学生時代からの「大相撲ファン」で、ひいき力士
をつくっては一生懸命応援していました。
ところが、ここ数年は外国人力士の台頭や度重なる
不祥事により興味が薄れてしまっています。
同じような人も多いのだろうと思いますが、今回の件で
更なるファン離れが進むことは間違いありません。
 
 
 
 
国民の信頼は、完全に崩壊しています。
今回開催したことによる金銭面以外の損失は、相当のものがあると覚悟すべきでしょう。