【不動産豆知識】 「エコキュート」

2011.01.10
    

写真は、現在 清須市内において建築中の「一戸建て賃貸住宅」です。
床面積が100㎡を超える堂々たる物件。 間取りは、4SLDKで、室内犬の飼育も可能です。
(ちなみに、「S」とは 「納戸」 のことで、こちらの物件では 「書斎」 としてもご利用いただけます)
 

こちらの物件、立地もグッドで、贅沢きわまる敷地どり、天井裏には 「炭」 がギッシリと敷きつめられる “健康住宅” で、設備面においても “至れり尽くせり” なんです。
 
この物件の詳細につきましては 【こちら】 をクリックしてご確認くだサイ!!
(ちなみに、賃料については、137,000円~143,000円の設定となっています)
 
 
さて今日は、こちらの物件に備え付けられた設備の中から 『エコキュート』 について触れてみたいと思います。
この物件は、”エコキュート付きのオール電化” なんですが、上手に使っていけば、ガス給湯の物件と比較して、光熱費が月額で1万円ぐらい安くなるんです。

先日、知人から 「エコキュートってどういうものなの?」 と質問をされ、私なりに説明をさせて頂いたのですが、なんか曖昧なんです。
住宅に携わる者として漠然とした大枠の説明しかできない自分が恥ずかしくなりました。
そこで、これを機に 『エコキュート』 について調べてみましたので、以下に記させて戴きます。 

 
『エコキュート』とは、地球の空気でお湯を沸かす新しい給湯システム。(2001年に登場)
従来のように 「火」 や 「電気」 の熱を使って、直接水を温めるのではなく、空気中にある 「熱」 を利用して、お湯を沸かすのです。
 
空気から熱を取り込んで、これを圧縮すると高温になります。
この高温になった熱を利用してエコキュートは90度のお湯を沸かします。
この空気の熱を利用する技術を 「ヒートポンプ技術」 というのですが、エアコンなどで利用されていたこの 「ヒートポンプ技術」 を給湯分野に応用したことで新しい給湯器が誕生したのです。
 
エコキュートでの役割は、空気の熱が主役で、電気はサポート役です。
圧縮して高温にするのが電気の役割。 つまり、電気の熱を使うわけではないのです。
というわけで、電気の力は少しだけですむわけです。
 
また、エコキュートは、地球環境に配慮した給湯器であるといえます。
省エネにより二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化防止に貢献するだけでなくオゾン層を破壊しないという点でも地球環境に配慮しています。
 
これまでのヒートポンプ技術では冷媒として 「フロン」 が使用されていました。
エコキュートではフロンの代わりに、自然界に存在する 「CO2」 を使っているのです。
冷媒であるCO2は空気から熱を吸収し、運び、熱を水に伝える役割を担っています。
CO2はオゾン層を破壊せず、地球温暖化への悪影響が小さい理想的な冷媒なのです。
これまで難しかった省エネと90度の高温給湯の両立が、このCO2採用という新発想により可能
となったのです。
 
実は、「給湯費」 を節約することが、家計の負担を減らすための大きな鍵だと言えるのです。
エアコンや照明のスイッチオフだけが光熱費の節約ポイントではありません。
家庭で使うエネルギーのうち、給湯の占める割合は実に3分の1。 エコキュートは空気の熱を利用するため、この部分を約3分の1にまで省エネします。
 
また、エコキュートは安い夜間電力を使ってお湯を沸かしております。空気の熱の利用と、深夜電力の利用で光熱費も大きく節約できるのです。
  
 
どうですか、よく理解できましたでしょうか? 私自身もとても勉強になりました・・・。 (^_^)v