【渡辺の本棚】 「夢の実現 ツキの10ヶ条」

2010.06.22
    

今回ご紹介させて頂きますのは、テレビ東京系列「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士としても
お馴染みの北原照久氏が書かれた「夢の実現 ツキの10ヶ条」(トイズプランニング)です。
先日、浜松で北原氏の講演を聞かせて頂いた際に購入した一冊であります。
 
北原氏は、この本の中で、自身が体験し見つけ出した 「夢実現の公式」 なるものを紹介し、
その上で 「ツキの10ヶ条」 を分かりやすく解説されています。
 
     第1条  『プラス発想をする』
     第2条  『勉強好きになる』
     第3条  『素直である』
     第4条  『関心を持つ』
     第5条  『感動する』
     第6条  『感謝する』
     第7条  『ツイている人と付き合う』
     第8条  『親孝行する』
     第9条  『ほめる』
     第10条 『ツイていると思い込む』
  
    以上がその10ヶ条ですが、詳細については実際に同書を読んで確認してくださいね・・・。
 
今日は、この中でも私が特に印象に残った部分について触れさせて頂こうと思います。
それは、第10条についてです。
 
北原氏は、「ツイていると思い込む人にツキは巡ってくるもの」であると説いておられます。
心理学に 「思い込み理論」 というものがあって、
人間は思い込みが強ければ強いほど、思ったとおりの生体反応を示すものなんだそうです。
 
「本当かなぁ?」と疑う人は、逆を考えるとよく分かります。
例えば、「疲れた」・「辛い」と口に出したら、本当に疲れたと思うし、辛くてしょうがなくなります
よね・・・。
 
心理学では 「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」 というように、
大した悲しみでなくても、涙を流せばどんどん悲しくなる道理で、「疲れた」・「辛い」・「苦しい」
なんて言葉を口癖のように言っていると、本当に疲れて、辛く、苦しい状況に追い込まれていく
ものなのです。
 
ですから、『愚痴』や『弱音』は口に出す前にグッと呑み込むように意識しなければなりません。
でも、生身の人間ですから、そうはいかないときだってありますよね・・・。
つい、「疲れたなぁ・・・」と口ばしってしまうような場合もあろうかと思います。
そんなときは、急いで 「・・・と思ったけど、そう言うだけの力が、まだ残っているんだな」 で
しめるようにするのです。
また、、「今日は暇だなぁ。お客さんが全然来ないじゃないか・・・」と、自分がつい口ばしっても、
或いは、スタッフがポロリと漏らしても、そこで声を大にして 「でも、おかげで店内をいつも以上に
整理整頓できたじゃないか。よしとしよう!」 といった具合でフォローするのです。
 
口から出た言葉は、放たれた矢と同様、もう取り戻せません。
うっかり、マイナスの言葉を発してしまった場合には、上記のような ”後(あと)よし言葉” で
補うのです。
そんなこんなで、「言葉の力」 というのは物凄いものがあります。
ですから、常に前向きな言葉を意識して発するようにしましょう。
「ツイてないなぁ」なんて言葉を連発していると、本当にツイていないマイナス状況に追い込まれ、
ツキに見放されることになってしまうのです。
そうではなくて、常に自分は「ツイている!」と思い込むことが大切。
一日の始まりに「ツイている」と自己暗示をかけ、「ツイてる」・「ツイてる」と口ずさむ。
まずは、こんなところから習慣にしてみては如何でしょう・・・。