【渡辺の本棚】 「斎藤一人 20年間の教え」

2011.05.28
    

今日ご紹介させて頂きますのは、『斎藤一人 20年間の教え』(遠藤忠夫・PHP研究所)。
またまた、斎藤一人さんに関連する本。初版が今年の5月12日ですから出たばっかりの一冊であります。
 
斎藤一人さんについては何度も取り上げていますので、今さら記すまでもないかも知れませんが、念のため簡単に記しておきますね。 斎藤一人さんは、スリムドカンで有名な健康食品会社 「銀座まるかん」 の総帥で、”生涯納税日本一” の実業家であります。
そして、著者の遠藤さんは斎藤一人さんの10人いるといわれる “お弟子さん” のうちの一人で、福井県内の長者番付の常連になっている人物であります。
 
現在は、「まるかん」の社長をしておられる遠藤さんですが、斎藤一人さんと知り合った頃は自動車教習所に勤めていて、上司からのイジメに悩んでいたのだとか・・・。
朝、挨拶をしても無視。仕事の評価も低く、それにしたがってボーナスも少なめ。 現状よりも上のレベルのことを教えられる資格を持っていながら、いつまでたっても仕事のレベルを上げてもらえない・・・等々。
 
そんなつらい思いをし、悩んでいたときに、一人さんから教わった とっておきの言葉が、
 ”奇跡の言葉” 『感謝してます』 。
(よく、「ありがとう」が”奇跡の言葉”と言われますが、更にその上をいく凄いパワーを持ったのが「感謝してます」なんです・・・)
 
「朝、教習所に行ったとき、その上司に笑顔で『感謝してます』って言ってごらん」 とアドバイスを受けた遠藤さん。
思ってもいないことを言うのは、なかなか難しいもの・・・。
遠藤さんも最初は戸惑ったようですが、一人さんから 「心で思ってなくてもいいよ。呪文だと思って言ってごらん」 と言われて、その気になりました。
数日後、出勤した時に満面の笑みでその上司に 「おはようございます。感謝してます」 と挨拶をしました。
そしたら、いつもは挨拶をしても無視をする上司が、ちょっとびっくりした顔をして、「ああ、おはよう」と言い、更には、今までどんなに頼んでもさせてもらえなかった仕事を 「そろそろ、やってみるかい?」、その上、「今度一緒に飲みに行こう」 とも言われたのだそうです。
 
一人さんもコメントを添えていますが、相手の目を見てハッキリと 『感謝してます』 と言ったとき、お互いの脳のスイッチがカチンと入って、全く違う展開が起きだすもののようです。 面白い実験だと思ってやってみるといいですよね・・・。
 
その他、本書には、私たちが幸せに生きていくために知っておくと重宝する知恵であったり、ルールみたいなものがふんだんに紹介されています。
活字も大きいので短い時間で読み終える(学ぶ)ことができます。 私自身も今週2度あった東京出張の移動時間中に読み終えてしまいました。
私がブログを書いていく上での “ネタ帳” としても機能しそうな一冊であります。