【渡辺の本棚】 「永遠の0(ゼロ)」

2011.01.26
    

今日は、「胃腸カゼ」 のために自宅で静養しています。 イソジンでの “うがい” と “手洗い” を徹底していたにもかかわらず 不覚であります。
 
普段は、休日に “じっとしている” ことなどない私。 いい機会だから、ゆっくり読書でもするか・・・ ということで、昨年友人から奨められ、一度読んだ 「ビジネス書」 を再度読み直すことにしました。 『ユニ・チャーム SAPS経営の原点』 という本ですが、二回目を読んでみると前より理解が格段と深まったような気がします。 やはり、本は繰り返し読むことが大切ですね・・・。
この本については、改めて触れさせてもらうこととし、今日は文庫本を紹介させてもらいます。
講談社文庫から出ている 『永遠の0(ゼロ)』 (百田尚樹・著)。
つい先日読み終えたばかりの本であります。
 
「0(ゼロ)」 とは、『海軍零式戦闘機』(かいぐんれいしきせんとうき)、いわゆる “零戦” (ゼロ戦) のことです。
昨年の12月、高校以来の親友である祖父江君と飲んだ際に、 「知覧特攻平和会館」 に行って来た旨の話をしたところ、彼が 「凄くいいから読んでみろよ」 と奨めてくれたのが、この一冊です。
(信用している人間から奨められると、必ずと言っていいほどそれを手にする私です・・・)
 
詳細を明かしては、読んでみようと思われる方に申し訳ないので、あえて記しませんが、概要としては以下のような感じです。

 

実の祖父の存在を知り、その祖父が 「特攻隊員」 だったということを知った兄弟(姉と弟)が、戦争で生き残った戦友たちからの証言をもとに、その “生き様” を調べていきます。
 
飛行機の操縦技術は天才的だったが、「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために・・・」 と言い続け、周りからは “臆病者” 呼ばわりされていた祖父 宮部久蔵。 
そんな祖父が、終戦を間近に控えての特攻出撃・・・。
 
ストーリー最後には、鳥肌が立つようなビックリする結末が待っています。
 
小説(フィクション)ではありますが、太平洋戦争の史実を存分に盛り込みながら、特攻隊員となった若者をはじめ、この戦争に関わった人々の心が赤裸々に描かれています。
戦争を知らない私が言うのもなんですが、”平和ボケ” をしている今の日本人、特に若い世代の人々にも、是非手にとって欲しい一冊です。 素晴らしい感動に包まれることは間違いありません。
 
 
「いかに私たちが “幸せな時代” を生かせてもらっているか」 を再認識するためにも 、今日は 『動画』 を2本ご覧ください。 以前もご紹介させて頂いたものですが、 “特攻隊” に関する動画で、私が選ぶ “ベスト2” です。
 下記のタイトルをクリックしてご覧ください!
 (周りに誰もいないときに、ちょっぴりボリュームを上げて見てください。絶対泣きますから・・・) 
★ 『神風特攻隊員たちの遺書』   
★ 『静ちゃんへの手紙』 ~神風特攻隊員の兄と幼き妹~