ほめられたら否定しない

2011.07.16
    

写真は、我が家で飼っている「スズムシ」。 数年前から、妻が毎年この時期になると飼育をしています。 二・三日前ぐらいから鳴くようになりました。
蒸し暑い毎日が続いていますが、夜、皆が寝静まったあとに帰宅すると、部屋の片隅から「リーン、リーン」 という鳴き声が聞こえてきます。 ちょっと風流で、多少涼しげな感覚にもなります・・・。

 
さて、本題です。 今日は 『ほめられたら否定しない』 というテーマで記させてもらいます。
日本では、”謙遜は美徳”だと言われたりします。 しかし、TPOを意識したある程度の謙遜は必要ですが、相手が本気でほめてくれるのであれば、それを有難く戴いて自分のパワーにすべきだと、エッセイストの浅見帆帆子さんが説いておられます。
 
皆さんは、誰かから何かをほめてもらったようなとき、どんなふうに言葉を返していますか?
「いえいえ、そんなことないですよ・・・」 とか、「自分なんてとてもとても、全然ですよ」 とか、恐縮した言葉を発していることはないでしょうか・・・。
(私自身、そのように言葉を返していることが多いような気がします)
 
でも、こういう時には掛けていただいた言葉を有難く自分のものにして、決して否定しないことが大事だと浅見さん。 “否定”は、自分にとっても”マイナス”となるので、わざわざ否定することなどないのだとか・・・。
 
こんな時は 「ありがとう。うれしい」 と素直に受け取ればOK。
また、「あなたなら将来きっとこうなるかもよ・・・」というような自分にとって嬉しいことを冗談交じりに言われた場合も、「そんなこと、私には無理ですよ~」 なんてことを言う必要もなく、「そうなれたら嬉しいよね」 と答えるべきだと述べておられます。
本当に自分には不可能な場合や、たとえなれてもそうなる必要も無いと思っている場合は別として、多少なりとも 「そうなれたらいいな」 という想いがあるのであれば、わざわざ否定する必要など全く無いと語っておられます。
 
確かにそうかも知れません・・・。
「言葉は、”言霊”(ことだま)とも言われ、物事を形にする大きな力がある」 と普段から周りに言い、自身のブログやツイッターに幾度となく記している私が、たとえ、それが “謙遜” の意味であろうと “否定語” を使っていること自体がおかしなことです。
浅見帆帆子さんのこの言葉に触れて以来、ほめてもらったら素直に 「ありがとうございます。うれしいです」、「そうなれたら嬉しいですよね」、こういった前向き言葉を返していこうと固く誓った私であります・・・。