もうダメだというときが仕事のはじまり

2020.12.06
    


新型コロナウイルス重傷者数の増加が続き、医療現場も逼迫。死者も増え続けています。

「GoTo事業」の一部見直し(高齢者・基礎疾患を有する方に対する自粛要請等)を受け、旅行・飲食・ホテル・航空・鉄道業界等の皆さんが、またもや打撃を蒙っています。

特に、飲食業界の皆さんは、年一番の稼ぎ時でもあるこの時期、「忘年会」も軒並み中止傾向にある中、気持ちが折れてしまわないか心配です。


しかし、政府の取っている施策はこれでいいのでしょうか?

全てが後手、後手・・・。

医師会からの提言にも耳を貸すことなく、「GoTo」を “中途半端” な形で続けています。

大阪や北海道は知事がシッカリしている(覚悟を持って臨んでいる)ので、独自に大胆な対策を打っていますが、他府県、特に東京都がこんな “中途半端” なことをやっていたのでは、この波が収まるはずもありません。


最悪のシナリオは、いま時短要請されている地域の期間が更に延長され、更には年明け1月に何ともならなくなっての “緊急事態宣言”再発令・・・・。

我々「賃貸業界」も1月から3月までが繁忙期ですので、もしそのようなことになったら一大事ですし、日本全国、様々な業界が甚大なダメージを受けることになります。


本当にもう “ギリギリ” のところに来ているような気がしてなりません。

菅総理、「長期的」・「多面的」・「根本的」な視点に立って適切な判断・決断をお願いします!!



さて、今日の本題。

今日は久しぶりに当社の「フィロソフィー手帳」の一項目について記させてもらいます。

もうダメだというときが仕事のはじまり」、、、、

これは以前、盛和塾(令和元年12月31日閉塾)で学ばせて頂いていた際に、稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長)から何度もお聞きした言葉です。


『京セラ・フィロソフィ』の中に、この項目が存在します。

ほぼ “そのまんま” というった感じですが、京セラ・フィソロフィをベースに文章を若干伸ばしたものが、当社の『ウィズコ・フィロソフィー』(P.70)にあります。

以下がその文面です。


物事を成し遂げていくもとは、才能や能力というより、その人の持っている熱意や情熱、さらには執念です。“すっぽん”のように食らいついたら離れないというようなものでなければなりません。常にそういう姿勢でいかないと、「負け癖」や「あきらめ癖」がついてしまいます。「人のせいにする癖」、「何かのせいにする癖」がつきます。そして、最後は誰からもあてにされない寂しい人間になってしまいます。

もうダメだ、というときが本当の仕事のはじまりなのです。 

自分が定めた目標、または、与えられた目標に対し、それを「何としてもやり遂げる!」という強い熱意や情熱、そして執念があれば、寝ても覚めても四六時中そのことを考え続けることができます。それによって願望は潜在意識へと浸透していき、自分でも気づかないうちに、その願望を実現する方向へ身体が動いていって、成功へと導かれるのです。

素晴らしい仕事を成し遂げるには、燃えるような熱意と情熱、そして執念をもって最後まであきらめずに粘り抜くことが肝要です。



このコロナ禍の中、大事な考え方・心構えだと思いますので取り上げさせて頂きました。

前述したように、飲食・旅行・ホテル業界等の皆さんは今、とてつもなく大変な状況に追い込まれています。

でも、気持ちを切ったら終わりです。

どんな状況に追い込まれようとも「Never Give Up」の精神で臨んでください。

兎にも角にも、「燃えるような熱意と情熱、そして執念をもって最後まであきらめずに粘り抜く」。 “もう駄目だというときが仕事の始まり” です!!