ウィズコーポレーション社員心得

2021.05.17
    


本日ご紹介させて頂きますのは『ウィズコーポレーション社員心得』として、私が「経営指針書」を作成し始めた当初(2年目となる平成18年度および翌19年度)に同書に書き記していたものです。

(※当時は、これとは別に『ウィズコーポレーション管理職心得』というものもありました。)

後に「フィロソフィー手帳」(ウィズコ・フィロソフィー)を作成した際に、その文面の中にここで用いているフレーズを盛り込んだり、現在の「経営指針書」の中に別のカタチで継続記載しています。


この度、賃貸仲介部に若手新人スタッフが入社したのですが、彼には勿論、既存の先輩社員の面々にも改めて心に留めてもらいたいという思いから本日こういう形で取り上げさせて頂いた次第です。 


当時の私は読書家で結構な数のビジネス書を読んでいました。

また、「これは役に立つ!」という類のビジネス系メルマガは登録の上、必ず目を通していました。セミナー受講をした際には沢山メモをとり、その内容をワードを使ってまとめ直したりしていました。数年分のそれらをそのまま書き写したり、要約したりしながら一覧にしたものがコレで、全31項目あります。



『天職』

自分はこの仕事に向いているのだろうか、他にもっと素晴らしい仕事はないだろうか、誰しも迷ったことがあると思います。自分には自分に与えられた職業、他の人には歩めない、自分だけしか歩めない「天職」というものがあります。では、「天職」にどうしたら出会えるかですが、今の仕事を真剣にしていると、やがて自分の天職に気付き、めぐり会うことが出来ます。



『運命』

運命とは命を運ぶと書きます。運命は偶然起こるものではなく必然です。運命は、自分の性格の中にあります。性格の良い人は、仲間が集まり、自分自身も学び、自然と運も開け、何かを成し遂げる大きな力となります。やはり、人間を磨くことが運を良くする事です。



『感謝』

朝起きて、まず最初にやることは「感謝」することです。何に感謝をするか、例えば「仕事があること」「健康であること」「家族がいること」等に感謝しましょう。次に考えることは、今日誰に喜んでもらうか、お役に立つかです。こんな起き方はいけません。「もう朝か」「今日は仕事が嫌だな」と考えてはいけません。また、自分の都合ばかり考えるのもいけません。朝のスタートを「感謝」から始めましょう。



『思う通りになる』

世の中のことは思うようにならない・・・。私たちは人生で起こってくる様々な出来事に対して、ついそんなふうに見限ってしまうことがあります。これからは考え方を変えましょう。人間の能力の差は2~3倍です。しかし、思いの差は200~300倍です。「思うとおりにならないのが人生だ」と思っているから、その通りの結果になります。人生とは思うとおりになるのです。総ての始まりは「思い」からです。



『限界』

多くの人は自分に限界を作ってしまっています。やる前からダメだと諦めるのが、一番つまらないことです。人間は限界を作ったほうが楽なのです。でも、それでは新しい世界は開かれません。考え方を変えると、人間ほど可能性のあるものはありません。

「できる、できる、できる、と思えば何でもできる」 自分の素晴らしい能力と無限の可能性に挑戦しましょう。



『愚直』

愚直に仕事をすることです。愚直に仕事をするとは、一つのことを飽きずに黙々と努める力と今日一日を懸命に生きる力です。また、その一日を大切に積み重ねていく継続の力です。「継続は力です。さらに、継続は、宝です」継続することが平凡を非凡に変えるのです。



『素直さ』

人間の伸びる三要素は、「素直さ」×「明るさ」×「行動力」です。素直さがあれば、逆境のときにでも卑屈にならず、順境なときでもうぬぼれたりしなくなります。逆境・順境と仕事の上でも人生でも色々あります。そのとき総てに感謝し、素直になれるかがポイントです。素直さは人を正しく聡明にします。



『真似る』

仕事のできる人の行動・思考・習慣を学ぶ(真似る)ことで、あなたも仕事ができる人間になります。その習慣が身に付いたら改善をし、自分自身のノウハウにすることです。それが成功への早道です。



『仕事の量』

成長する人は仕事をたくさんすることを喜ぶ人で、成長しない人は仕事が増えることを嫌がる人です。仕事の量が質を生みます。



『あたり前』

顧客の役に立つことの中でも特に素晴らしいことは、あたり前のことをきちんとやることです。あたり前のことで顧客が不満を言うのを忘れてしまっている問題を解決することです。顧客が気付いていない不満を解消することで差別化できます。親切な接客、丁寧な運転、敏速な対応、きれいな掃除、等をきちんとやることです。あたり前のことで差別化ができ、顧客満足に繋がります。



『約束は絶対に守る』

一度くらいなら許されるだろうとあまく考えていませんか? 長い間の信頼が、たった1回の約束を守らないことで消えてしまいます。ビジネスの場で最も嫌われるのは、約束の時間に遅れることです。特に相手先を訪問する場合は、どんな理由があっても遅刻は許されません。あなたのために貴重な時間を空けて待ってくれているのです。「絶対に時間を守る」のがプロの条件です。ビジネスとは時間との戦いです。さらに追求すると時間とは命です。



『確実な行動』

仕事にもいくつかのルールがあります。例えば、スピードが速いこと、きちんと報告すること、約束を守ること。中でも上司に安心してもらう為には、確実に行動することが重要です。まず小さなことでもいいから、一つひとつ確実に行動できるようになることが大切です。その積み重ねが、あなたに対する上司・お客様の安心に繋がります。確実な行動が、信頼の基本です。



『話し上手は聞き上手』

人と人の間には眼に見えないバリアーがあるものです。まず相手が話したいことがあればそれを真剣に聞いてみることです。真剣に自分の話を聞いてもらえると、そのバリアーがとれて自分を受け入れてもらえて事を感じるものです。こうすると話が相手に入りやすくなるものです。

「聞き方」には色々あります。五感で「聞く力」をもつことです。

1.「目で聞く」

相手の目を穏やかに見つめながら真剣に聞く。

2.「耳で聞く」

言葉に含まれる調子や強さを感じ、相手の訴えたい気持ちを汲み取る。

3.「表情で聞く」

相手の喜怒哀楽の感情に応えてあげる。

4.「口で聞く」 

あいづちを打ったり、大事な言葉はこちらも復唱して話を弾ましてあげる。



『心を込める』

手続き的な受身でやることは仕事ではなく作業です。心を込めてはじめて仕事になります。常に意識していれば小さな仕事でも「心を込められる」ようになります。そんな体質になれば仕事を常に楽しく出来ます。又「心を込められる」ことで、職場で一番輝いている人になります。長時間、会社にいるだけでは意味がありません。心を込めて仕事をすることです。



『リピーター』

仕事に意思を入れてやろう。妥協した仕事に大切なお金を支払うお客様は一人もいません。お客様は、お金を支払う以上、常に最高のものを求めたいと思っています。あなたが最高のもの、自分の期待以上のものを提供してくれると分かったら、お客様はあなたのリピーターとなり、ファンになることでしょう。リピーターこそ真の顧客です。



『生命の力』

言葉とは、人生を勝利に導く最良の武器です。思い通りの成功を実現しようとするならば、常に積極的な言葉を使うことです。積極的な言葉は「生命の力」、つまり、体力・胆力・判断力・断行力・精力・能力の6つの力を完全に発揮させるようになります。自分の心の中の考え方や思い方が現在の自分を形成しています。



『お客様の立場に立つ』

仕事で一番大切なことは、情熱と心意気です。理論よりも気迫で仕事を勝ち取れることも大切です。しかし、押しの強さだけでは、お客様は落とせません。ただ買ってくれだけでは、お客様を無視した行動で自分の都合です。お客様の立場に立って魅力的な提案をし、顧客に対する意思決定の判断材料を提案することが重要です。



『自分のために人に伝える』

学習したことを24時間以内に人に伝えると80%は残ると言われています。人に伝えない場合は80%が消えてしまうようです。学習したことは早いタイミングで人に伝える習慣を持ちたいものです。ビジネスにおける報告書も上司のための報告という捉え方だけではなく、自分のためにも積極的に書いていく習慣があることが望ましいです。



『腹が立つ』

毎日の仕事の中で、つい腹が立ってしまうことがあります。特に疲れているとき、そのような現象が出やすいです。腹が立ったら十まで数えてみましょう。うんと腹が立ったら百まで数えましょう。鏡の原則で、他人に対しての怒りは必ず自分に帰ってきます。怒りは自分のエネルギーを落とし、健康も害し、何もいいことはありません。



『大人の行動』

人のいやな面が見えたとき、それは自分のいやな面を教えてくれるシグナルです。異論・感情的な行き違いがある場合には、直接本人に言うのが成熟した大人の行動です。その際、円滑な組織運営をしていく為に言葉遣いに気をつけます。また、相手の良い点を見つけ、感謝し、ねぎらうようにします。



『叱られたら感謝』

上司があなたを叱るのは、あなたに成長して欲しいからです。依存型の人間から脱却し、自立型の人間になって欲しいから叱るのです。自分を叱ってくれる人は貴重です。それだけ相手があなたの成長を願い、期待してくれているのです。自分を叱ってくれる人に心から感謝しよう。それが自己成長の原点です。



『目標達成』

目標必達がそう簡単には実現できないと思っている人がいます。でも、目標達成には特殊な才能や特別な方法が必要なわけではありません。目標を必ず達成する人と出来ない人との違いは何でしょうか。「目標を達成するためには、具体的にこういう対策をいつまでに実行しようと決めます」。成功する人と失敗する人には、ひとつだけ違いがあります。成功する人は「やろうと決めたことを100%やり切るだけ」です。



『執念』

私たちが成功を手にする為に必要なもの、それは “執念” の二文字です。自分が定めた目標、または、与えられた目標に対し、それを「なんとしてもやり遂げる!」という“執念”が大切です。それが全て結果に繋がっていきます。“執念”というものが無ければ、結果が出ません。そうすると「負け癖」「あきらめ癖」がついてしまいます。「人のせいにする癖」「何かのせいにする癖」がつきます。そして、最後は誰からもあてにされない人間になってしまいます。“執念”という言葉を常に心において、日々の業務にあたることが重要です。



『失敗』

故松下幸之助氏は「自分は失敗したことがない」と言われたとのこと。よく聞いてみると、それは「成功するまで諦めない」ということでした。我々も一度や二度の失敗で諦めず、その先には成功があると信じて現実に立ち向かっていきましょう。諦めたとき、失敗は本当の失敗になります。諦めないかぎり、それは未来に繋がる「意味のある失敗」になります。失敗するか成功するかは総て自分自身の問題です。



『くだらない』

無気力な人は「くだらない」という言葉を多く使います。「くだらない」と言えば言うほど総てがくだらなく思えてきます。人生でくだらないことなど無い、という前提で行動しましょう。劣等感や不安感のある人は「くだらない」と言って、その価値を認めようとはしません。しらけているのは、会社や環境が悪いのではなく本人の問題です。



『挑戦』

ビジネスで必要なことは、学歴でも地位でもありません。知恵と勇気と冒険心です。未知なる問題に遭遇したとき、試行錯誤しながら問題解決する能力です。果敢に未知なる世界に挑戦し続けることです。自信と誇りは行動することで身につきます。さあ、今日も勇気を持って行動しましょう。



『覚悟』

やると覚悟を決めて挑戦すれば結果は必ずついてきます。常に「できる、できない」と迷う人は結果を出すことができません。我々は気をつけて感情コントロールをしないとマイナスのエネルギーに負けてしまうからです。物事を覚悟して絶対積極で進めていけば必ず達成できます。



『責任を取る』

仕事の責任を取ることは、会社を辞めることではありません。仕事の責任は仕事で返すことです。



『仕事に対する姿勢』

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。

2.仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受身でやるものではない。

3.大きな仕事に取り組め。小さな仕事は己を小さくする。

4.難しい仕事を狙え。そして、これを成し遂げるところに進歩がある。

5.取り組んだら放すな、殺されても放すな。目的完遂までは。



『成功の原則』

1.物事を前向きに捉える。

2.感謝の心を忘れない。

3.愚痴をこぼさない。    

※実践面で大切なことは・・・・

① 笑顔を忘れない。

② 大きな声で挨拶をする。

③ ありがとう、と言う。

④ 人の悪口を言わない。

⑤ 明るく、楽しく、元気よく、気楽に今ここを生きる。

・・・・できることから実践し、習慣にしよう。



『トップ営業マンの絶対条件』

① “心構え”

例えば、物件を案内したが決まらなかったとき・・・・

トップ営業マンは、「自分の能力不足」だと思う。

ダメ営業マンは、「物件のせい」、「お客さんのせい」にします。

② “性格”

『明るい人』『元気な人』『素直な人』『工夫する人』『学ぶ人』『積極的な人』

 つまり、「プラス思考」でないとトップ営業マンには絶対になれません。


                                 以上