ホウ・レン・ソウ(報告と連絡について)

2012.07.07
    

「報告・連絡・相談」なので、『電話』の写真を用いました。適当な写真が無いので、苦し紛れです・・・。

「報告・連絡・相談」なので、『電話』の写真を用いました。適当な写真が無いので、苦し紛れです・・・。「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)は、組織を活性化する上で極めて大切なものであります。
仕事を円滑に進めていくため、そして仕事上の問題を発見し、解決していくためにも「報告・連絡・相談」は欠かせません。
 
この「ホウ・レン・ソウ」については、過去にも取り上げていますが、今一度いかせてもらいます。
 
私が社内で幾度となく話していることがあります。
 
「ホウ・レン・ソウ」のうち、『報告』についてです。
私がある社員に対し指示を出したとします。
指示を受けたその社員は、その処理を迅速に完結させているのです。
しかし、その「報告」がない・・・。  こんなことがよくあるのです。
 
指示を出した方からすると、「ちゃんとやってくれたかなぁ?」と不安に思ってしまうのです。
しびれを切らせて、「あの件、どうなっている?」と聞くことがしばしば・・・。
そんなふうに聞かれるようでは”失格”だと思うのです。
 
指示されたことを迅速かつ抜かりなく的確に処理したにも関わらず、その『報告』がないがために評価を下げるのは勿体ないことです。
 
指示・命令・伝達事項を受けた時は、『報告』をもって終了であるということを徹底することが大切です。 
 
逆に、社長や上司の「関心事」を把握し、聞かれる前に報告するぐらいの”報告名人”を目指して欲しいものだと思います。
   
そしてもう一つ、「イヤな予感」を大事にするということも忘れてはなりません。
 
悪い結果になる前に、「まずい」と感じたら、ちょっとでも”嫌な予感”がした時点で、すぐに「報告」や「連絡」、「相談」をするということが大切です。  
 
報告や相談を受ける側も、「他にはないかい?」と付け加えるようにすると、一層良いですよね。
 
あぁ、そうそう。 
『報告』と『連絡』の違いは何だか分かりますか?
 
この二つ、似ているようで違うのです。
簡潔に言うならば、『報告』は「義務」で、『連絡』は「気配り」ということになります。
 
気配りのある『連絡』は、売上を増やしたり、ミスを減らしたり、チームワークを良くしたり、職場のレベルを大きく引き上げることに繋がります。 
 
しかし、見方を変えれば、『気配り』であるがゆえに、面倒なこともあるわけです。
 
一人ひとりが、この気配りのある『連絡』をどれだけできるかということが、社内社員間の信頼関係向上に寄与していくことにもなるのです。 
 
この「気配り」のある『連絡』をどの程度行えているか?
これを機会に自分自身の行動を振り返ってみると良いかもしれませんね・・・。