人は聞いたことの96%はすぐに忘れる

2011.11.29
    

写真は、我が家のベランダに咲く”バラの花”。 綺麗でしょ・・・。
実はこのバラ、妻が以前「生け花」で使ったバラの枝(8cmぐらいの枝)を「挿し木」したものが大きく育ったのです。
ですから、ベランダに咲く沢山の花の中でも、妻にとってはひときわ想い入れのある花のようであります・・・。
 
 
さて、今日の本題です。
部下指導に必死になるあまり、上司が一方的に話をしまくっているようなケースがありますよね。
部下を早く一人前にしたいとか、会社の方針を理解させたいという思いからそのようになっているのでしょうが、人は聞いたことの96%はすぐに忘れてしまうものなんだそうです。
 
この事実を教えてもらったときは、私自身も愕然としました。
事前に「話の内容」や「話の構成」をシッカリ考え、気合を入れて喋っても、その殆んどが相手の脳裏に残らないのですから・・・。
仮に、上司が「1時間」(3,600秒)にわたり必死に喋り続けたとしても、部下の頭に残っているのは「2分24秒」(144秒)に過ぎないのです。 30分なら、その半分の「1分12秒」です。
ですから、こんな手法では「部下育成」や「行動改善」を成し得ることなど到底できません。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
ずばり、部下に”アウトプット”させるのです。 それも”頻繁”に・・・。
 
「研修」を行なっても、やりっ放しでは駄目なわけです。
私もこの事実を知ってからは、研修終了後は宿題として感想文を書いてもらうようにしています。 それによって、頭に残る率が多少は上がるだろうと考えるからです。
若手社員に対しては、研修内容に照らし合わせ「こういう時は、どうすればよかったんだっけ?」という質問を投げかけることもあります。
 
とにかく、上司が喋ってばかりいては駄目なのです。
「何故だか分かるかい?」、「この点についてはどう思う?」 といったような質問を頻繁に投げかけ、”アウトプット”させながら部下指導にあたることが重要です。
私も、このことを自分自身に言い聞かせるという意味でブログに記させて頂いた次第であります・・・。