人を信じて仕事を信じず

2021.04.26
    


今日は、当社フィロソフィー(ウィズコ・フィロソフィー)の中から【人を信じて仕事を信じず】という項目を紹介させていただきます。


この言葉は、私が賃貸仲介事業を本格的に取り組み始めた平成8年、当社がエイブルさんのフランチャイズに加盟し『エイブルFC須ヶ口店』の看板(屋号)で不動産取引をさせて頂いていた頃から “店長” の立場でスタッフの面々に口酸っぱく語っていた言葉です。


フィロソフィー手帳(P.112)には次のように記させて頂いています。


仲間として、同僚や部下の人間性は信じたいものです。しかし、その人が行った仕事を全てにおいて信用してしまうことは大いなる危険をはらんでいるということを忘れてはなりません。

たとえば、部下が物件資料を作成し、その中に記載ミスがあり、それが発端となり大きなトラブルにまで発展するようなことがあります。こういった場合は、担当者がトラブル処理に奔走せねばならないことは勿論、資料を作成した当人も責任を感じ、精神的にも落ち込むことになるのです。

部下に仕事を任せることは大切です。そうでないと、組織としての成果にも限界が生じますし、部下も育ちません。

しかし、“任せっぱなし” はいけないのです。時折、確認を入れることが重要です。完璧な人間など、この世に存在しないということを認識し、チェック・確認を怠らないことです。

仲間の人間性は信じましょう。しかし、その仕事内容を100%信じてはなりません。もし、その確認を怠ってトラブルが発生してしまったような場合、その責任はミスをした仲間にあるのではなく、確認を怠った自分にあるのです。



賃貸仲介の仕事はトラブルと背中合わせ、確認を怠るととんでもない事態に発展することがあります。売買仲介と比べ、「数が勝負」(1ヶ月当たりの契約本数)の世界にあって、ひとたびトラブルを発生させると、その対応に当たらねばならず、必然的に接客件数が減ってしまいます。

だから、トラブルを引き起こしてはならない、常に気を張っていないとダメなんです。


人にモノを頼むときもそうです。

例えば、自分が休みの日に自分が担当するお客様がご来店されるケース。

そんな時には、その対応を同僚にお願いすることになったりするのですが、そんなときに限ってトラブルが起こったりするもの・・・。


その取引(お客様)の内容や契約の進捗状況等を分かっていない同僚が対応しても、漏れなく(ミスなく)手続き等ができるように指示(お願い)をしておかなかった本人が悪いのです。

口頭のみでお願いするのではなく、注意すべき点はワードを使って箇条書きにしておいたり、とにかく書面にしてお願いしておくことが大事です。


要は、全て自責” だということ。一手間を惜しんだ自分が悪い!

だから、決して人のせいにすべきではないのです!!