人間として何が正しいか

2011.12.27
    

写真は、盛和塾・稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長・JAL会長)が執筆された『生き方』という本。
この本は”オススメ”です。
「人生の指針」を示してくれる本で、老若男女を問わず絶賛され、ベストセラーにもなった本です。
  
私が「盛和塾」に入塾したい、稲盛塾長から「経営哲学」・「人生哲学」を学ばせて頂きたいという思いを抱くようになったのも、この本による影響が大きいと認識しています。
  
この本の中で、”物事の判断基準”について書かれています。 
稲盛塾長が京セラを設立した当時の経営判断は、世間でいう筋の通ったこと、つまり、『人間として何が正しいか』ということを基準として行われたとのことです。
  
『人間として何が正しいか』とは、公平、公正、正義、勇気、忍耐、努力、親切、思いやり、謙虚、というような言葉で表される、世界に通用する普遍的な価値観を指しています。 
京セラが世界的大企業となった今でも、この判断基準を用いて経営がなされているのだそうです。
 
私自身、『生き方』の中で、この判断基準を示して頂いてからというもの、気分がスッキリ、迷いがなくなりました。
この本と出会えたことに心より感謝しています。
  
この『人間として何が正しいか』という判断基準は、何も会社経営に限ったことではなく、プライベートな友人同士の付き合いでも用いると良いのではないかと思います。
何でもそうですが、私たちが一般に持っている倫理観やモラルに反するようなものでは、長期的に見たら絶対うまくいくはずがないのです。
 
「人間として、やっていいこと、悪いこと」というベーシックな基準で判断していく、非常に分かり易いと思いませんか。 
物事の考え方は十人十色です。
たとえ一部の人間から反発をかっても、自分が下した判断が世間一般に、また、人間として、正しいことであればそれでいいのです。
  
今では、この判断基準を当社としての判断基準にするということで社員にも示させて頂いております。
現状どこまで浸透しているかは甚だ疑問が残るところではありますが、何度も何度も繰り返し話すことで浸透を図って参りたいと考えております。

日常の業務の中で判断を下す場合、判断に迷った場合は、社員各人が「これって、人間として正しいことか?」と自問自答する、そして周りも「おい、それって正しいことか?」という声を投げかける、そんな光景が社内のあちらこちらで見受けられるようになることを願ってやみません。
 
 
さて、今日は当社の「仕事納め」です。
同時に、年末恒例の「大掃除」の日でもあります。 エアコンの掃除をし、床にはワックスがけをし、要らないと思われるものは徹底的に捨てます。2年以上利用していないものは、今後も利用する可能性が極めて低いと思われますので、思い切って捨てたほうがいいのです。
  
今日は、夕方4時には終礼を行ない、5時からは、名古屋駅近くの居酒屋で「忘年会」。
この場で、優秀社員の表彰を行います。 
7時半からは有志27名による「ボウリング大会」。今年最後のレクリエーションですし、存分に楽しんできたいと思います。
 
この一年間、当社をご利用いただきましたお客様、取引業者の皆様、そして、私のつたないブログをお読みいただきました読者の皆様へ・・・・・・・
一年間、まことに有難うございました。
これが今年最後の発信となります。皆様良い年末年始をお過ごしください。
新年は1月4日(月)より営業となります。
来年も、どうぞ宜しくお願い致します。