命とは、時間である

2010.10.30
    

「命とは、時間である」  これは、聖路加国際病院理事長で名誉院長でもある日野原重明さん
が仰った言葉です。
日野原先生は、ご存知の方も多いと思いますが、「地下鉄サリン事件」 における医療の現場に
おいて陣頭指揮をとられたあの方。明治44年(1911年)生まれの99歳。この年齢になっても
スケジュールが2・3年先までいっぱい詰まっているという凄くハードな毎日を送っておられる方
であります。
 
  さて、あなたは この 「命とは、時間である」 という言葉を、どう捉えますか・・・?
 
私は、初めてこの言葉を目にしたとき、「ハッ」 としました。
毎日毎日刻々と時間が過ぎていくということは、私たちの命も刻々と削られているということなの
です。
しかも、あとどれぐらい削られたら終わりなのかということを知らないまま、毎日を過ごしているの
です。
 
「命が削られている」 という観点からすると、一分一秒が “命がけ” なんだと捉えることができま
す。 “のほほ~ん” と無為に人生を過ごしている場合ではないのです。
「自分が生きる目的は何なのか・・・?」、「自分は何のために生れてきたのか・・・?」  という
ことを明確にし、その上で 「今の自分がすべきことは何なのか 」 ということを真剣に考える必要
があるのではないでしょうか・・・。
 
昨日の朝礼時(本社)に、この日野原先生の言葉を社員に紹介させて頂いたのですが、偶然にも
昨夜のNHK 「ニュースウォッチ9」 で日野原先生が取り上げられていました。
写真は、昨夜のテレビを撮影したものであります。