常に意識することで道は開ける

2011.03.25
    

前回に引き続き、今回も “高校野球ネタ” で行かせてもらいます。
現在開催中のセンバツ大会に出場している智弁和歌山高校の高嶋仁監督は、明日の佐渡高校(新潟)との試合で勝利を収めると 「甲子園通算60勝」 の快挙を達成されることになります。
 
今でこそ甲子園の常連・強豪校として知られる智弁和歌山ですが、高嶋監督が就任した当時の同校は弱小チームだったそうです。
練習試合をやりたくても、強豪校は全く相手にしてくれない・・・。
ようやく得た強豪校との練習試合のチャンス、相手は蔦監督(故人)率いる池田高校(徳島)。
結果は、30点以上を取られるボロ負け・・・。 何人かの選手はショックのあまり泣き出してしまったそうです。
 
しかし、こうした悔しい経験を積み重ねることにより、選手が自主的になり、辛く苦しい練習にも耐え、着実に力をつけていったのだとか。
その過程で、高嶋監督が常々口に出していたのが “甲子園” という言葉。
当時の智弁和歌山の実力では程遠かった 「甲子園」 という言葉をしょっちゅう言い続けること、それを選手に聞かせることにより、「甲子園」を身近なものにしていったのだそうです。
 
高嶋監督は、次のように語っておられます。
「目標を遥か彼方においたらヤル気がでない。目標を身近なものにしているから実現できるのでしょう・・・」
 
遠いと思えるような目標も 「できる」 と信じ、何度も何度も口に出す。
そして、行動する。
これを繰り返すことによって、知らず知らずのうちに目標に近づいていくのだろうと思います。
高い目標であっても、それが自らの “潜在意識” の中に浸透するほど強く思うことが大事。
それによって道は開かれていくのでありましょう・・・。