志の高さとは、自分が努力することによって幸せにできる人の数

2011.02.18
    

休養日に充てた昨日は、午前中は読書にいそしみ、午後からは映画館へと行って参りました。
昨日鑑賞した映画は、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』 。
元来 「戦争映画」(特に太平洋戦争もの) が好きな私でありますが、封切りになったら絶対観たいと思っていた作品であります。
 
舞台は太平洋戦争末期、玉砕の島「サイパン」。 ジャングルに潜みながら、わずか47人の兵力で4万5千人の米軍に対抗、その神出鬼没の抗戦ぶりから、米国に “フォックス” と呼ばれ恐れられた大場栄大尉の実話を映画化したものです。
原作は、『タッポーチョ「敵ながら天晴(あっぱれ)」大場隊の勇戦512日』 という書物で、かつて大場大尉と銃を交えた元アメリカ海兵隊員ドン・ジョーンズ氏によって著されたものであります。

昨日は、主人公である大場大尉の素晴らしい生き様、誇り高き日本人の姿に大いなる感銘を受けたと同時に、平和な “いま” を生かしてもらっていることをつくづく 「ありがたい」 と感じた次第です。
さて、随分と前置きが長くなりましたが、昨日の映画を観て何気に思い出したのが 、
「志の高さとは、自分が努力することによって幸せにできる人の数」 というフレーズ。
これは、以前何かの本の中で見つけた言葉で、私の “気づきのノート” に転記してあった言葉であります。
これをあまり戦争と関連付けて記すと勘違いが生じても困りますので、別の視点、私たちの日常に落とし込んで記させてもらいます。 
 
「世のため、人のためになるような生き方」
人は誰しもそんな生き方をしたいという思いを心のどこかに抱いているものです。
そういったチャンスは、自分たちの周りにいくらでもあります。  
例えば、会社内において部下や同僚が悩んでいるようなら相談に乗ってあげたりすることもできます。 ちょっとしたアドバイスがその人の心を解き放つことだってあります。
対お客様ということであれば、必要とされる業務知識や情報を蓄積していくと同時に、心のこもった接客技術を磨くことによって、お客様に大いなる満足感を抱いて頂くことにも繋がっていきます。
  
常に相手のことを慮(おもんばか)る 「利他の心」 が大切だ ということは、これまでに何度も述べてきているとおりです。
こんな自分でも、自分が成長することにより、それが誰かのお役に立つことにもなる・・・
これって、とても喜ばしいことですし、素晴らしいことですよね。
 
今こうして、この仕事をさせて頂いていること、もっと大袈裟に言えば、今を生かしてもらっていることに 「感謝」 をしなければなりません。(戦争映画を観るとつくづく思います・・・)
自分の努力次第で多くの人を幸せにすることもできるのです。
志を高く持つことにより、一人でも多くの人を幸せにできるようにしたいものです。