忙しいときこそ振り返る

2010.10.24
    

当社は、総務・財務や人材育成などのバックオフィス業務に関し、株式会社エフアンドエムさん
(大証ヘラクレス上場企業)とクライアント契約を結んでいます。 
このエフアンドエムさんが、豊富なラインナップの社員教育ビデオを有しているのです。
新入・中堅社員から経営幹部までの階層別ラインナップは勿論のこと、テーマ別、部門別に
その種類は実に多岐にわたっています。
昨日の早朝は、その中から できる社員の「問題意識の活かし方」 というビデオを用いて
研修を行ないました。
業務効率や人間関係等、いろいろな面において 「問題のない職場はありえない」 と思います。
毎日毎日、ただ漠然と、闇雲に仕事をしているだけではダメです。
そんなのは、「仕事」 ではなく、単なる 「作業」 に過ぎないのではないかと思います。
私たちがしなきゃいけないのは、「仕事」。
とにかく、「問題意識」 を持つことが大切なのです。
 
面白い話があります。
 
 農夫が、オノで薪を割っています。額に汗して一生懸命、必死になって割っています。
 しかし、そのオノはなんとも切れ味が悪そうです。 刃がこぼれ、錆びてもいます。
 見かねたある人が、「そのオノを研いでみたら、もっと楽になるんじゃないですか・・・」
 とアドバイスしました。
 ところが、その農夫は「いま忙しくて、それどころじゃないんだ!」 と息を切らせながら
答えました。
 
この話、”笑い事” ではないような気がしませんか?
私たちも、この例え話に似たことを意外としているような・・・・。
 
「忙しい」 という字は、「心」 を 「亡」くす、と書きますが
「忙しい」 からといって、心を亡くしてはならないのです。
 
忙しいからこそ、ちょっと振り返ってみることも大切です。
仕事の目的を明確にし、時間の使い方であったり、手段を変えてみたりすることも、
時として必要となってくるのではないかと思います。
 
現状に満足することなく、常に 「問題意識」 を持って日常業務にあたる、
そんな姿勢を持ち続けなければなりません。