愚痴や悪口につきあわない

2012.04.20
    

『斎藤一人 すべてがうまくいくコツ49』(宮本真由美・著/PHP研究所)

「成功(成幸)するために心得ておくべきことは何か?」という問いに、あの斎藤一人さんは、『笑顔』・『うなずき』・『天国言葉』だと言っておられます。
まずはこれから、というより、極論”これがすべて”だというような感じで語っておられます。
 
ちなみに、『うなずき』とは「ちゃんと人の話を聞いてあげる」ということで、『天国言葉』とは”プラス言葉”のことをいいます。
「愛してます」・「ついてる」・「うれしい」・「たのしい」・「しあわせ」・「ありがとう」・「許します」・・・ こういったところが代表的な言葉であります。
 
その対極にあるのは、「怒り」・「不平不満」・「愚痴」といったもの。
つまり、怒ってばかりいたり、不平不満や愚痴を鳴らしてばかりいては、成功(成幸)できるはずもないわけです。 というより、”不幸”を引き寄せます・・・。
 
仮に自分がそうでなくても、周りにそんな人間がいたら、自分まで”悪い波動”を受けることになります。
ですから、愚痴や悪口を言っている人間がそばにいたら、そっとその場を離れるようにしなきゃいけません。
 
しかし、相手と二人きりで話をしているときには、なかなかその場を離れるのも難しいですよね。 
 
そんなときの対処法が、先日紹介させて頂いた書籍『斎藤一人 すべてがうまくいくコツ49』(宮本真由美・著/PHP研究所)の中に記されています。
 
もし、そんな場面に遭遇してしまった場合には、”笑顔”で、次のように言うといいようです。
 
「どうしたんですか、先輩。そんなことを言うなんて、先輩らしくないですよ」
 
「やだなー、〇〇さんらしくないよ、そんな言葉。似合わないよー」 
 
“なるほど”って思いませんか・・・。
そんなふうに言われたら、「悪口」・「愚痴」は続けにくいものです。
 
私たちは、親身になって愚痴を聞いてあげることが親切だと思い込んでいます。
でも、それは間違いなんだということです。
 
私たちが相手の愚痴を聞いていると、その人は延々と愚痴を言い続けることになります。
それは、その人を”不幸”にしていると同じわけです。
前述したように、「不平不満」や「愚痴」・「悪口」は”不幸”を引き寄せるからです。
 
愚痴等を聞かされたときの対処法は、相手に”期待している言葉”をかけること・・・。
人は誰かから期待をされていると思うと、その期待に応えようとする習性を持っているので、それを利用するというわけです。

今日は、これに関する斎藤一人さんの言葉を記して締めさせて頂きます。
  
「不幸を引き寄せる地獄言葉をずっと言っていると、言っている本人も不幸だけど、聞かされて暗くなっている自分も不幸だよね。 だから、グチは絶対に聞かないのが、その人のため、自分のため。それよりも、その人に期待している言葉をかけてあげることだよ・・・」