感性的な悩みはしない

2010.03.12
    

車で街を走行していると、「菜の花」が目立つようになってきました。
“三寒四温” で体調を壊しそうですが、本当の「春」はすぐそこまで来ています・・・。
 
さて、今日のテーマの 『感性的な悩みはしない』 
これは盛和塾・稲盛和夫塾長より教えていただいたもので、
当社の経営理念手帳「ウィズコ・フィロソフィー」の中にも盛り込んである大切な考え方です。
  
仏教では、この世は苦である、生きることは苦であると考え、その苦しさにどう向かい、
どう軽くしていくかを教えています。
  
その際に、必要な姿勢の一つが 「むやみに思い煩わないこと」 です。
  
生きているうちには、どう逆立ちしたところでかなわないことがあります。
たとえば、自然現象。 
翌日、屋外で活動することがあって、どうしうても雨が降らないで欲しいとします。
でも、それをどんなに願ったところで、天気を自在に変えることなどできません。
  
また、過ぎてしまったことを思い煩うことも意味がないことです。
「覆水盆に返らず」 と言う言葉があるように、悩もうと思い煩おうと過ぎたことは戻りません。
 
思い悩むことにより、精神的のみならず「肉体的」にも蝕まれることになってしまうのです。
そんなことになったら、それこそ一大事です。
  
もともとの私は、どちらかというと感性的な悩みをする、くよくよ心配するほうの性格でしたので、
これは盛和塾での学びの中でも実に有難いものとなりました。
  
「反省」をすることは重要ですが、いつまでもそれを引きずり思い悩んでは駄目なのです。
 
『感性的な悩みをしない』
これは、幸せな人生を送る一つのコツと言えるのではないでしょうか・・・・。