感謝の念

2010.11.27
    

今日の早朝社員研修では、稲盛和夫・盛和塾長(京セラ名誉会長・日航会長)の 「講話DVD」 を視聴しました。
演題は、『六つの精進』。 これは 「稲盛人生訓の神髄」 ともいわれるもので、いま最も必要とされる 「生き方のエッセンス」 といわれるものでもあります。
 
ちなみに、『六つの精進』 とは以下の6つの教えを云います。

 1)誰にも負けない努力をする
 2)謙虚にして驕らず
 3)反省のある毎日を送る
 4)生きていることに感謝する
 5)善行・利他行を積む
 6)感性的な悩みをしない
 
今日は、この内の4番目にある 「生きていることに感謝する」 というテーマに関連づけた内容で行かせてもらいます。 “特攻隊” の悲劇に触れてきたばかりですので、普段より余計に強くこれを感じる私がいるようであります。
 
私たちは、こんな恵まれた国、時代、環境に生まれ育ちながら、いつしかそれが “当たり前” になってしまい、「感謝の念」 というものを忘れてしまっているのではないでしょうか・・・。
そもそも、「全ての物事・事象は移り変わる」という普遍の真理の中、”当たり前” に存在するようなものなどなく、今あるものは何らかの 「縁」 によって結ばれている有り難いもの。
それが、”良いこと”であれ、”悪いこと”であれ、それは 「あなたが成長していくために必要なんだよ」 ということで天が与えてくれたものなのです。

まずは、それに気づくことが大切です。
まずもって「生きていることに感謝」をし、すべての物事に対し「感謝の念」を持つということが大切なんだと思います。
そもそも、”人間的な成長” というものは、そこから始まっていくのではないでしょうか・・・。
「感謝の念がまことの働きを生み出す」 という言葉がありますが、これこそ “人生の大原則” なんだろうと思います。
小さなことに感動できて、小さなことの喜べる人、ほんの小さなことにも感謝できる人ほど幸せなんだろうと思います。
生きていること自体に感謝をし、「感謝の念」 を持ち続けることこそ、人間が幸せに生きるコツだと思いますが、如何でしょう・・・。
 

上の写真は、知覧 「ホタル館」 の前に立つ私。
  
「ホタル館」とは、”特攻の母” と慕われた鳥浜トメさん
の 「富屋食堂」 を完全復元した資料館であります。
 
左は、特攻隊員と笑顔で写真に納まる鳥浜トメさん。