我以外皆我師

2012.05.12
    

『斎藤一人 20年間の教え』 ・・・ いい本でしたよ!!

我以外皆我師也 ・・・
これは、作家の吉川英治さん(故人)が、その著書『宮本武蔵』の中で記された言葉で、その意味は「 自分以外は全て、それが”人”であっても、”事”であっても自分に何かを教えてくれている先生だ」 というものであります。 
 
相手が誰であれ、そこから学べることは必ずあります。
とても尊敬に値しないような相手であっても、「あんなふうに自分はなっちゃいけない・・・」と、”反面教師”にすればいいわけですから。  
 
また、”イヤなこと”があっても、そこから学ぶことだって必ずあるものです。
「理不尽だなぁ」と思っても、それを克服できれば 自身の人間性が向上することにもなるわけです。
ですから、捉え方によって全ての出来事を”いい経験”とすることができるはずです。
 
な~んて、 偉そうなことを書いている私ですが、いざという時に上記のような考え方を100パーセント持てるかは甚だ疑問が残ります。

今では随分と丸くなった(穏やかになった)と言われ、自分でもそう感じている私でありますが、かつては”瞬間湯沸かし器” と呼ばれたこともあり、その名残からか、時折ヒートアップすることがあります(あるようです・・・)。
 
自分では、そこまでじゃないというか、真から怒っているわけではないのですが、周りの人には “ヒートアップ”している”と映るようです。 (ダメですよね・・・)
 
以前ここで紹介させて頂いた書籍 『斎藤一人 20年間の教え』 の中に記してあったものですが、同書の著者である遠藤忠夫さん(斎藤一人さんの”お弟子さん”)が腹を立てていたときに、一人さんが次のように諭したのだそうです。
 
腹が立つのはわかるけど、そのことで損をするのは自分だよ。
人間、腹を立ててばっかりいたり、腹の立つことをぐっと我慢したりしていると、最後は自分が壊れてしまうんだよ。
そんなときは、起きた出来事を 「笑い」 に変えるんだよ。人間、笑ってしまえば勝ちだからね・・・
 
これ、すごく示唆に富んだ言葉だと思いませんか・・・。
 
思いっきり怒ったり、思いっきり悩んだりして、散々疲弊してから、それを “笑いのネタ” にすることは意外と得意な私。
でも、怒ったりする前に、それを “笑い” に変えられたらもっといいですよね。
 
我以外皆我師也 ・・・  
この言葉を頭の片隅に常に置きつつ、起こった出来事に感謝するよう努めたいと思います。
そして、心に余裕をもって、それらを”笑い”に変えてやろうと思います。
精進、精進! 頑張ります(顔晴ります)!!
 
※以前にも同じような事を記していますが、今日は”リメイク版”としていかせてもらいました・・・。