挨拶は組織の健全性を測るバロメーター

2012.03.18
    

昨日の写真と同じアングルです。 陽が昇り切った後の「東京スカイツリー」です。

「挨拶」の重要性については、これまでに幾度となく記していますが、今日は別の角度からその重要性について記させて頂きます。
 
挨拶の少ない会社は、社員の「倫理観」も薄れ、不祥事が起きやすい体質になる・・・
 
これは、ある心理学者の先生がビジネス誌の中で語っておられた言葉です。
 
「挨拶」が減ると、コミュニケーションのきっかけが減ることになり、それにより情報交換が滞るようになります。
その結果として、事務連絡や引き継ぎの”うっかりミス”が多発することになるとのことです。
 
人間には、『社会的欲求』、いうならば「他人と係わり合いを持ちたいという欲求」があります。 
ですから、その欲求を満たすためにも「挨拶」が要るのです。 
 
ここでいう「挨拶」とは、”声に出す挨拶”を指します。
「会釈」さえすれば、それでいいなんて思っている人がいるかも知れませんが、決してそうではありません。それでは足らないのです。
 
ものすごく”ぶっきらぼう”で、”偏屈”にみえるような人であっても、朝、出社したら隣の席の人に「おはよう」と声をかけたい(かけてもらいたい)ものなのです。 ホントですよ・・・。
 
「会釈」だけで充分だなんて思っていると、そのうちに「会釈」さえも無くなってきます。
 
そうすると、”マイナスの感情”をリセットする機会が無くなってしまい、いったん気に食わないと思った相手や組織に対する怒りが膨れ上がってしまうのです。 
 
良く思っていない相手でも、相手方から明るく挨拶をされると怒りが薄れるという経験は誰もが持っているのではないでしょうか・・・?
 
そう、「挨拶」には「相手の攻撃性を減じる」という効果もあるんです。
 
とにかく、明るく元気な挨拶が恒常化している組織は、ミスも少ないですし、業績も良いものです。

そういう観点からすると、「挨拶」は”会社の健全性を測るバロメーター”といえるかも知れません。 
また、見方を変えると”社内活性化の切り札”だということにもなります。 
  
これを読んでくださっている読者の皆さんが会社勤めをされているのであれば、明るく元気な挨拶で、”楽しい会社”を創り上げたいものですね。
気愛(きあい)を込めた挨拶を意識しながら、顔晴(がんば)って参りましょう・・・。 
 
※今日は適当な写真が見当たりませんでしたので、陽が昇った後の「東京スカイツリー」でいかせてもらいました。