有意注意

2011.10.04
    

人は自分が「意識しているもの」については、ちゃんとキャッチすることができるものです。
どこかの研修会で、それを実感させてもらったことがあります。
講師の先生が、「それでは皆さん、目をつぶってください。私が合図をしたら、10秒間で出来るだけ沢山の”赤いもの”を探してください」 と指示を出します。
「はい、どうぞ!」 と言われて目を開けると、”赤いもの”が次から次へと目に飛び込んでくるではありませんか・・・。 これには私自身も驚きました。
 
盛和塾で学ばせて頂いていると、稲盛塾長が 『有意注意』 という言葉を用いられます。目的を持って真剣に意識を集中することを 『有意注意』 というわけです。
私たちはどんな時でも、そんな環境でも、どんな些細なことであっても、気を込めて取り組まなくてはなりません。 常日頃から、神経を集中させていると、自身のセンサーが磨かれ、仕事上のミスも減るどころか、とんでもないアイデアが閃いたりするものだ と説いておられます。
 
しかし、いきなり観察力を高めよと言われても、なかなか難しいものです。
でも、これは訓練次第だと思います。 常に気を込め、現象を見つめるという基本ができれば、何か問題が発生しても、すぐにその核心を掴み取ることができるようになり、円滑な問題解決につなげられるような気がします。
 
日常の『有意注意』の習慣が、「いざ」というときの判断力を左右します。
会社に起こる様々な事象は、たとえそれが大したことのないもの、小さなものに見えたとしても、実は非常に重要なことであったりもするものです。
研ぎ澄まされた神経、洞察力を身につけ、常に正しい判断ができる者、そんな”切れ者”を目指したいものです・・・。

※このところ、ブログ記事の内容も枯渇気味で大変困惑している私ですが、文章が書けたとしても、その記事に貼付する適当な写真が見当たらなくて困ったりもしています。 写真は、当社の近くで昨日撮影した『ランタナ』という花。すごく綺麗でしょ・・・。 この花が目に留まったのも 『有意注意』 なんだろうと思います。

さて、明日(水曜日)は当社の「定休日」のため、そして、今週は木・金と広島へ出張(全管協・三支部合同例会)のため、ブログをお休みさせて頂きます。次回は8日(土)に投稿させて頂くつもりですので宜しくお願い致します!