老化の始まり?

2011.12.17
    

「くじけてなるものか」~笹川良一が現代に残した警句80~ という本(工藤美恵子/編著・幻冬舎)があります。
 
以前、この本が新聞広告で紹介されており、その中で笹川良一氏の発した幾つかの言葉(金言)が掲載されていました。
私はこの本を読んだわけではありませんが、その新聞広告を切り取ってファイルに綴じ込んであります。
 
笹川良一氏といえば、生前”財政界の黒幕”と言われ、”昭和の傑物”と称される人物。 周りとつるむことをせず、批判にさらされ続けても、笑って済ませた孤高の事業家であります。
そんな人物の言葉であるだけに、迫力もあり、私たちの心に響く何かがあります・・・。
 
その笹川氏の言葉の中に、次のようなものがあります。
人に会って、挨拶がわりに「暑い、寒い」と切り出すようになったら老化の始まりだ。
 
こう言われて、皆さんは如何ですか?
 
私は今日も、「寒いね~」という言葉を幾度となく使ってしまいました・・・。
名古屋では昨夜に”初雪”を観測し、今朝もそうとう冷え込みましたので、「寒い!」という言葉が自然と口をついてしまうわけですが、”昭和の傑物”は一切そういう言葉を発しなかったようであります。 
 
私を含め大抵の人は 「寒いですね・・・」とか、「暑いですね・・・」という言葉を、会話の切り口として使っていることが多いのでしょうが、ちょっと考え直してみたいと思います。(人との会話の中で、自分からは”寒い”を言わないようにしたいと思います)
冬は寒いのが”当たり前”ですし、夏は暑いのが”当たり前”なんですから。
 
でも、今日もこの冬イチバンの冷え込みになるとのこと。
思わず、言ってしまいそうな・・・。ちょっと自信のない私です。
そうとう意識をしていないと難しそうです。

※写真は、自宅ベランダから西方を臨んだ景色。今朝の写真です。遠くの山々が白くなっているのがクッキリと見えました。