言葉ではなく、行動で判断する

2012.05.27
    

綺麗に咲き誇るルピナスの花。(三重県桑名市「なばなの里」にて)

リーダーの立場にある人は、仕事を自分以外の人(部下)に積極的に任せていかねばならないわけですが、その”任せる人”を誤ると仕事が進みませんし、場合によっては大きな信用失墜にも繋がることがあります。
  
これは、「会社」としても言えることであります。
例えば、新規出店や新規事業に臨むような場合、「何をするのか?」 ということが正しくても、「誰に任せるか?」 というところを間違えると期待する成果を出せなくなってしまいます。
 
では、どういう人物に仕事を任せたらいいのでしょうか? 
 
そんなときの着眼点(人を見極める着眼点)について、あるコンサルタントの先生が次のように語っておられました。 
 
人を判断する場合は、その人の「言葉」ではなく、実際の「行動」で判断しなきゃいけません。
 
うわべだけの「言葉」を信じて任せてしまうと、とんでもない目に遭うこともあるのです。
「言葉」というものは、いかようにも”ごまかし”がきくわけです。
そんなものを信じてはならないということです。
 
また、人は”困難な状況”に遭遇させると、その者の「本性」が見えてくるものでもあります。
ですので、人を見極めるには、わざと「負荷」をかけてみるのもいいようです。
 
根性があって、意識が高い人、いうならば”本気”でぶつかっている人は、そんなときでも強い気持ちをもって事に臨めますが、そうでない人は、浮き足立ってすぐに諦めてしまう(投げ出してしまう)ものです。
 
前出の先生は、これを「自動車」に例えて、次のように説明されていました。
 
平坦な道を走っているときは、その性能の差はよく分からないものですが、坂道や悪路を走らせてみると、その車の性能はよく分かります。 それと同じことです。
 
「なるほど・・・」って感じがしませんか。
 
「現状維持は後退である」という認識の下、当社も今後、新規事業や新規出店に打って出なければなりません。
そんなときの、責任者選択であったり、将来的な役員抜擢人事については、上記のことを念頭に置きつつ慎重に判断していこうと思っています。