頼まれごとは運の良い印

2011.07.30
    

私は斎藤一人さんの大ファンで、一人さん本人によって執筆された本、一人さんの”お弟子さん”が一人さんの教えについて記した本をよく手にします。
ちょっと気分が落ち込んだ時とかに読ませて頂くと、勇気が湧いてきて、とても晴れやかな気分になれます。
 
そんな一人さんの教えの中に、「頼まれごとは運のいい印だよ・・・」 というのがあります。
一人さんは、運が良くなってくると、だんだん頼まれごとが増えてくるものだというふうに言われます。
“頼まれごと”と言っても、そんな「大それたもの」ではなく、ほんの「些細なこと」なんだそうです。
例えば、今のような季節であれば 「蚊が増えちゃってどうしようもないので、殺虫剤をまきましょうよ・・・」とか、「ちょっとお願い・・・」程度のものなんだそうです。 
一人さんは、「会社内でも、自分の名前が最初に呼ばれるようになればしめたものだよ」と述べておられます。 それ自体が、まさに運がよくなっている証拠なんだそうです。
 
よく考えてみてください。人はどういう人に”頼みごと”をしますか?
「無愛想」で「ぶっきら棒」な人に”頼みごと”をしようと思うでしょうか・・・。
仮に用事を頼んでも 「何でオレばっかり。同じ給料で余計なことなんかやりたくないよな」 って感じで、ブスッとした表情になり、ふてくされる・・・。
そうすると益々”頼みごと”をしづらくなる。 そして、最後には誰からも用事を頼まれなくなるのです。 「面倒くさいことを頼まれなくて本望だ」なんて思ったら、その人の人生はある意味終わりですよ。

では、なぜ “頼まれごと” が増えると「運」がよくなるのでしょうか?
その理屈は、以下に記すとおりです。
色々と物事を頼まれていると、色々な事に手をつけ、それを覚えるようになりますよね。
あれこれ頼まれているうちに、段々と得意分野が出てくるようになるのです。
そうすると、本人もその得意なことを余計にやるようになります。
周りの人も、その人にその分野のことを頼むと上手くやってくれるということを認識しだしますので、益々そういう仕事を頼むようになる。そうやって自然にそっちの道へ導かれるものなのだそうです。 
そんなふうになれば、会社にいても出世しますし、仮に自分で事業を立ち上げようとしても上手くいく・・・。
周りの人々は、その人に仕事を頼んで「良かった」、「助かった」ということをよく覚えているわけですので、仕事がそこへいくのは当然のことなのです。
 
ですから、「いつも”笑顔”でいることが大切なんだ」 と一人さんは説いておられます。
いつでも、どこでも、”ニコニコ”していれば、頼まれごとが多くなる。
頼まれごとが多くなれば、自分の行く道も自然にわかる。
これこそ、「運」が良くなる秘訣なのでありましょう・・・。