鶏口牛後(けいこうぎゅうご)

2021.06.10
    


本日用いた写真は、定休日だった昨日、我が家のベランダから撮影した夕焼け小焼けの日没シーンです。本文とは何の関係もありません。

これ、刑事ドラマ「特捜最前線」のエンディングを彷彿させるような哀愁漂う画像だと思いませんか!?

「特捜最前線」、懐かしいなぁ・・・。私の大好きな刑事ドラマでした。

でも、若い人たちは知りませんよね。

何歳くらいの人から分かるんでしょうか??


まあ、そんなことはさて置き、早速今日の本題へと入らせてもらいます。


皆さんは、「鶏口牛後」(けいこうぎゅうご)という言葉をご存知でしょうか?


「鶏口となるも牛後となるなかれ」


これは、2500年前の中国の古典『戦国策』にある言葉で、「大きな牛の尻になるぐらいなら、小さな鶏のくちばしになろうぜ!」 という意味であります。


私たちの事業でいうならば、「大きな市場でビリになるよりも、小さな市場で1番になろう!」 ということです。

そんなことから、当社は商圏を 愛知県西尾張地域」 に絞って商いを行なっています。


読者の皆さんの会社やお店で言うなら、特に「激戦区」といわれるようなところで勝負をされている場合は、そのエリアの中に“絶対的な得意エリア”といえるべきところを創り、そのエリアに関してはライバルに絶対負けない、自社・自店が確実に“ナンバーワン”だといえる商品量や商品知識(不動産業で言うなら、取扱物件量や物件知識)を有することが肝要となります。


また、取扱う商品や客層において“ライバルとは違ったゾーン”を狙い、そこを徹底的に強化し、そのゾーンではナンバーワンを目指すべきです。


それが当初のエリアや商品群・客層において達成できたら、次のエリア等でも同じことを繰り返すのです。

そこで一番が獲れたら、また次のエリア・商品群・客層というふうに徐々にエリア等を拡大していくのです。

“一番”というものがないまま、競合他社と勝負しても絶対勝つことはできません。

ただ闇雲にエリアや商品群・客層を広げればいいというものではないのです。


当社のスタッフと話をしていても、「この辺をまだよく理解していないなぁ・・・」と感じることがあるですが、もし、あなたが「管理者」という立場にあるのなら絶対に、また、今はその立場にはないけど将来的には「管理者」を目指したいと考えているのであれば、『ランチェスター戦略弱者の戦略を学習すべきです。

逆に、これを理解していないようでは「管理者」は務まるはずもないと思います。


書店に行けば、『ランチェスター戦略』 に関する本は沢山並んでいます。

私のブログは、当社のスタッフもよく読んでくれているようですが、これを読んだ面々がその重要性を理解し、『ランチェスター弱者の戦略』を自ら率先して勉強してくれることを切に望んでいます。