「岩手」に行ってきました!

2023.09.14
    


9月10日(日)~ 12日(火)、公益社団法人 全日本不動産協会・愛知県本部(全日愛知)の名西支部懇親旅行に参加させてもらいました。

今年は、「岩手」です。

この旅行では、三年前には「山形」、一昨年は「青森」、昨年は「長崎」を訪れています。


「岩手」に決まった経緯はこんな感じです。

当初、候補地として挙がっていたのは、「韓国」か「広島」でした。

しかし、「韓国」は旅費が従来と比較して格段に高いということ、また、一部年配の役員の方からの反対意見もあったために、「沖縄」が代替候補地として挙がりました。

そんな中、私が「9月は“台風”の心配があるので、沖縄はやめたほうがいいんじゃないか?」と発言したため、一旦却下。

役員の一人から「飛行機で行くところがいい」という意見が出て、その時に私が何気に口にしたのが「岩手」でした。

(県営名古屋空港から“いわて花巻空港”まで飛行機が飛んでいるんです・・・)


今年の1月、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙の中で『2023年に行くべき52か所』が発表され、その中に「岩手県盛岡市」が入っていたんです。その順位は、驚くなかれ、、、 な、なんと“第2位”(世界で2位)だったんです!

ちなみに、“第1位”は「ロンドン」で、日本の都市では「福岡市」が“第19位”にランクインしていました。

そんなことを会議の最中に思い出した、という訳です。


なぜ2位に選ばれたのか?を認識しないまま“思いつき”で提案した私でしたが、後で調べてみました。

その理由について、ニューヨーク・タイムズ紙は、盛岡市は「東京から新幹線で短時間で行ける距離にあり、人混みを避けて歩いて楽しめる美しい場所」であると記しています。


街の魅力としては、東西の建築の美学が融合した大正時代の建物(岩手銀行赤レンガ館?)が残されていることや現代的なホテルや古い旅館があること、公園になっている城跡や複数の川が街を流れていること等を挙げています。


また、市内のコーヒーショップ、わんこそば店、40年以上続くジャズ喫茶の他、車で1時間ぐらいの距離に素晴らしい温泉があり、それらを楽しめることも魅力だとして紹介されています。


私を含め誰一人として当初頭になかった「岩手」が突然候補地としてノミネートされ、後日、「広島」か「岩手」、もしくは「沖縄」の中で「どこがいいか?」についてのアンケート(多数決)を役員の間で取ったところ、「岩手」が勝ってしまったんです!!


そんな感じで決まった今回の「岩手旅行」でありますが、以下のような行程で楽しんで参りました。


初日の10日(日)。

県営名古屋空港(小牧空港)を7時10分発のFDA機に搭乗、花巻空港に8時20分頃着陸。

ここで、思いがけぬ出来事がありました。

写真は、飛行機を降りる際に、私の座席周りを担当していたキャビンアテンダントの女性から渡された紙コップ。↓↓↓↓↓↓↓

綺麗な文字でメッセージが記されており、蓋をとると中には飴がいくつか入れられていました。

彼女の笑顔がとびっきり素晴らしく、その接遇が私の心を穏やかにしてくれたので、その旨を伝えたんです。そうしたらコレを手渡されたという訳です。

旅行初っ端から、マジで癒やされました・・・。

ミフネさん、ありがとね!!


花巻到着後は、貸切バスに乗車して、「道の駅遠野風丘」・「道の駅やまだ」に立ち寄り、田野畑村にある「ホテル羅賀荘」にて昼食をとりました。


昼食後は、「北山崎断崖クルーズ」です。

船に並行して飛んでくるウミネコに餌をやりながら、景色を楽しみました。

(波が高く結構揺れたので、正直なところ、私は少しシンドかったです・・・)


その後は、この日のメインイベント。

「道の駅たろう」(宮古市)で“震災語り部”の方から、2011.3.11 津波発生当日の話や津波防災の町・田老の取り組み等を聞かせてもらいながら津波遺構となっている「たろう観光ホテル」や「防潮堤」を見学、最後に、三陸海岸に数ある奇岩の中でも最も圧巻と言われる「三王岩」を案内してもらいました。


この日宿泊したのは「浄土ヶ浜パークホテル」、ここで仲間たちとワイワイガヤガヤ、宴会を楽しみました。


二日目、11日(月)。

浄土ヶ浜を9時に出発し、「道の駅やまびこ館」に立ち寄った後に「小岩井農場まきば園」へ。ここで“焼き肉ランチ”を食べました。


その後は、「あさ開き酒造」さんを訪れ、試飲・買い物をし、少し早めに盛岡市内のホテルへと到着。各々が自由行動で市内観光です。

私を含め6人は、“南部鉄器”の製造元である「岩鋳」さんでの買い物を楽しみました。


この日の夕食をホテル近くの居酒屋でとった後は各人別行動。

私は、カラオケ組として地元スナックへ。

2時間飲んで歌って、なんと2,000円でした!

(ご年配のママさんが一人で切盛りするお店で、2杯飲んで1,000円という料金体系でした。おつまみも市販のもの以外に手作りの昆布巻が提供されたり、凄いサービス内容でした・・・。名古屋に欲しいな!こんなお店!!)


最終日、12日(火)。

盛岡を9時前に出発し、一関市の名勝「厳美渓」へ。

ここの名物は「郭公だんご」。“空飛ぶ団子”として知られています。

(渓谷の休憩所から、ワイヤーロープでつないだ籠に代金を入れ合図の板を叩くと、対岸のお店の店員が篭を引き寄せ注文を確認、団子とお茶を再び籠で届けるというものです)

この日は台湾から大勢の観光客が訪れていました。


その後は、世界遺産に登録されている別格本山「毛越寺」(もうつうじ)を参拝しました。


お昼は“わんこそば”。私は、参加メンバーで最多の43杯を食しました。


午後は、平泉の世界遺産「中尊寺」へ。

本堂、金色堂等を参拝し、御朱印をもらってきました。


花巻空港を夕方4時発のFDA機に搭乗し、5時10分頃に県営名古屋空港、自宅には6時ごろ戻ってきました。


旅の内容的には若干“地味”だったような気もしますが、天候にも恵まれましたし、参加者12名が思い思いに「岩手」を楽しんだのではないかと思います。

個人的には、田老での “震災語り部ツアー” が物凄く印象に残りました。読者の皆さんの中で「岩手」を訪れる機会がある方は、是非行かれることをお勧め致します。