今朝の本社朝礼時、「フィロソフィ手帳」(ウィズコ・フィロソフィー)輪読では、『動機善なりや、私心なかりしか』という項目をやりました。
その際に頭に浮かんだ事がありますので、今日はそれでいきます。
以前にも記したことのある内容ですが、再度いかせてもらいます。
まず、読者の皆さんに質問です。
「自分の批判をされると、その相手に対する見方(評価)が変わることってないですか?」
如何でしょう・・・。
きっと思い当たる節があるのではないかと思います。
(残念なことに、私にも思い当たる節があります・・・)
「個人的な利害関係」や「情」が絡んでくると、同じ問題であっても行動(言動)が変わってくることがあるのです。
このブログの中でも紹介させて頂いたことのある自己啓発本 『「人を動かす人」になるために知っておくべきこと』 の中に、このことを分かりやすく示す例えが記されています。
それを引用させて頂きます。
次の男女の会話を見てください。 ナンシーの発言の変化に注目です。
フレッド: 「あの転校生、アホだな」
ナンシー: 「そんなこと言うもんじゃないわよ」
フレッド: 「だって、君のことブスだって言ってたから」
ナンシー: 「そのアホ転校生、他に何か言ってた?」
そもそも「批判」をする場合、自分は誰の利益を代弁しているのでしょうか・・・?
自分の”プライド”を守るためだけに些細なことを批判する人は多いのですが、それでは自分の器が小さいことを自ら宣言しているようなものです。
ましてや、自分を良く見せるために人を貶(おとし)めることほど卑劣な行為もないのです。
そういうことをする人は自分に自信がないことに他なりません。
常に前を向き、”真の目的” から目をそらさないようにしていれば、些細なことなど気にならなくなるのではないでしょうか。
時には、「批判」もOKでしょう。
しかし、その場合も直接本人に向かって言えないようなら口に出してはなりません。
そもそも批判することの目的は、「相手を貶めること」ではなく、「相手を助けること」であるということを忘れないようにしたいものです。
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