「一隅を照らす」、そんな生き方をしよう!

2020.10.20
    


おはようございます!

皆さんは『一隅を照らす』(いちぐうをてらす)という言葉をご存知でしょうか? 

これは天台宗の開祖である最澄(さいちょう)の教えの中にある言葉です。


先日参拝した那智山青岸渡寺(和歌山)の境内に、この言葉に関するポスターが数枚掲示されていました。 

そのうちの一枚には、お坊さんのイラストの横に「自分が輝くことで、周囲の人が輝ける」と記してありました。


そうなんです。

ここでいう “一隅” というのは、いわゆる世の中の隅っこ、日の当たりにくい暗い所や片隅という意味ではなくて、「自分が居るところ」すなわち「家庭や職場など、一人ひとり自分の置かれたその場所」を指すのです。


要は、「その場所において光る存在になろうぜ!」ということです。


世間一般的に、自分の置かれた状況や環境に対して不平不満を鳴らす人は結構いるものです。

「自分がやりたい仕事はこんなものではない」、

「こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない」、、、 とか。


自分の「夢」や「理想」を掲げるのは大いに結構。

しかし、それを実現させようと思えば、まずは “目の前のこと” にド真剣に取り組むことが先です。

大事なのは、「いま」・「ここ」です。

それを全うできないような人では、「夢」を叶えることなど到底できっこありません。


兎にも角にも、「一隅を照らす」

つまり、「自分の居場所で精一杯に尽くす」。

そんな姿勢で毎日を送っていれば、必然的にその場その場で欠くことのできない人間となり、社会からも必要とされる人間になっていくはずです。


結果、自分の「生きがい」、

当初は思いもよらなかった「本当の生きがい」を見出すことにも繋がるのだと思います。


私はすでに50代半ばを過ぎましたが、いくつになろうとも自分自身が輝き続け、周りを照らしてやろう・・・ そんな気概で毎日を過ごしています。


さあ、意識すべきは “期待以上” です。

今日もしっかり顔晴(がんば)っていきましょう!!