『誰も教えてくれなかった運とツキの法則』(致知出版社) という本の中で、著者の林野宏さん(りんのひろし・クレディセゾン社長)が “林野流じゃんけん必勝法” というのを披露しておられましたので、今日はそれを皆さんにもお伝えしたいと思います。
読者の皆さんは、『じゃんけん』に “必勝法” があるなんて聞いても信じられませんよね。
しかし、林野さんは 「マーケティングを応用すれば、勝てる確率を飛躍的に上げることができる」 と断言されています。
以下に、本文の内容を極力忠実に、若干の要約にとどめながら記させてもらいます。
以前、8人ぐらいで昼食を食べに行ったときに 「じゃんけんで負けたヤツが昼食代を払う」 というゲームをやったことがあります。
一人で全員分を払うのは大変だからということで、負け組3人が払うというルールをつくり、いい大人が8人、真面目な顔をして『じゃんけん』をしました。
ところが、8人で『じゃんけん』をするとなかなか勝負がつきません。
グー・チョキ・パーの3つの手しかなく、8人がそれぞれ勝手に出しますから、ほとんど引き分けです。
「あいこ」 を繰り返しているとき、私はあることに気がついたのです。
「あいこ」 が続くと、みんなが段々と熱くなってきて腕の振りが大きくなってきます。 すると、筋肉の動きに関係するのでしょうか、パーを出す人が増えるのです。
反対に、「どうでもいい」 と思っていて腕の振りが小さい人はグーを出す。
その結果、何度か勝負をしているうちにパーを出す確率の高い人が残る。
その人たちとまた何回か「あいこ」を繰り返す。
そしてタイミングを見計らって、私はチョキを出すことにしました。
これで私が勝つ確率はぐんと上がりました。
この『じゃんけん』に勝つための法則が、実はマーケティングの基礎だと語る林野さん。
『じゃんけん』のように全員が平等と思われていることでも、よく見ていると、そこにマーケティングのファクター(要素・要因)が隠されているわけです。 だから、そこを発見しさえすれば勝つ確率が上がる・・・・ これこそが “マーケティングの極意” ではないかと林野さん。
「なるほど~!」 思わずうなってしまった私であります・・・・。
※多人数で『じゃんけん』をした場合に、勝つ確率を上げるには、当初は「パー」を繰り返し、タイミングを見計らって「チョキ」を出せばいいということですよね・・・。
なお、『誰も教えてくれなかった運とツキの法則』 の書籍については、またの機会に改めて 【渡辺の本棚】 としてご紹介させて頂こうと思います。
※写真は、ちょうど1週間前に行なわれた「アパマンショップ東海エリア会議」の懇親会(二次会)での一コマです。
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