写真は、豊臣秀吉ゆかりの 『豊国神社』 (名古屋市中村区) 内に建っている 「豊公誕生の碑」。
秀吉はこの地で生を受けたと言われています。
さて今日は、その秀吉にまつわるエピソードから入って参りたいと思います。
豊臣秀吉は、藤吉郎と呼ばれていた頃に、信長の “草履(ぞうり)取り” をしていました。
昼夜を問わず前触れもなく飛び出す信長の “草履取り” は決して楽なものではなかったようです。
藤吉郎が “草履取り” をするようになって間もない頃の話です。
ある夜のこと、信長が藤吉郎が揃えた草履を履いたところ、やけに生温かかったのです。
「こやつ、主人の草履に腰掛けておったな!」 と信長が大喝。
「いやいや、とんでもございません。お草履は手前のご主人であります。お風邪を召されては
大変と存じまして懐の中で温めておりました」 と藤吉郎。
「うそをつけ!」 と信長が藤吉郎の懐の中をめくってみると、
草履の藁と土砂が藤吉郎の懐から出てきたのです。
「こやつ、まことに草履を抱いておったのだな・・・」 と信長が感心。
藤吉郎に対する評価が高まりました。
何が言いたいか・・・・。
よく、自分の仕事の中でも 『雑務』・『雑用』 を馬鹿にするというか、軽んじるような人がいます。
でも、それではいけないのです。
どんな仕事であっても、それぞれ意味があるのです。
それらが全て機能して会社経営が成り立っているのです。
『雑務』 にも愛着が持てるようになれば、一人前だということです。
今の仕事にどれだけ意思を入れられるかが重要です。
『雑務』・『雑用』 にも魂を込めて取り組んでいけたら、素晴らしいですよね。
そういう人が、会社でも評価され、ひいては、人生においても成功を収めていくのではないかと
思いますが、如何でしょう・・・・。
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