【渡辺の本棚】 「心に響く小さな5つの物語」

2010.04.05
    

本日ご紹介させていただきますのは、「心に響く小さな5つの物語」(致知出版社)。
この本は、5つの感動的な実話から構成されています。
 
      第1話  『夢を実現する』
      第2話  『喜怒哀楽の人間学』
      第3話  『人の心に光を灯す』
      第4話  『人生のテーマ』
      第5話  『縁を生かす』
 
活字も大きく、全部を読み終えるのに30分もあれば十分という本なのですが、
2回・3回と読み返したくなる一冊です。
 
特に、ある少年と小学校の女性担任教諭との対話・交流を描いた『縁を生かす』はいいですよ。
少年が成人し、医師になり、結婚式に女性教諭を招待した際の 「母の席に座って下さい」 と
いう部分は感動しました・・・・。 (:^_^:)
  
また、第1話は、大リーガー・イチロー選手の小学校時代の作文が紹介されています。
イチロー選手が幼い時分から途轍もない努力を重ねてきたこと、一途な想いで夢を追いかけて
きた様がうかがい知れます。
 
この本は活字も大きく、とても読みやすい一冊ですので、大人のみならず、子供たちが「人生論」
に親しむには絶好の入門書だといえます。
 
尚、各話の中に用いられている美しい挿絵は、この物語を読んで感動したという片岡鶴太郎さん
によって描かれたものです。