【渡辺の本棚】 稲盛和夫の「実学」

2009.11.04
    

本日は、(財)全日本不動産協会・愛知県本部の理事会に出席した後、「盛和塾」の塾長例会に参加させていただく予定となっています。 今日の塾長例会は、名古屋のウエスティンナゴヤキャッスルにて開催されるのです。 「塾長講話」においてどんなお話を聞かせていただけるのか今から楽しみです。

さて、今回の【渡辺の本棚】としてご紹介させていただくのはこの一冊。 京セラ名誉会長であり、KDDIの創業者、そして、我らが「盛和塾」の塾長でもある稲盛和夫氏が執筆された『実学』(日本経済新聞社)です。 盛和塾において、「心を高める、経営を伸ばす」というテーマのもと、私たち塾生は『経営哲学』・『人生哲学』を学んでいます。 と同時に、稲盛塾長は「会計がわからんで経営ができるか」ということを常日頃から仰っておられ、『会計』の重要性について説かれています。 企業が長期的に発展していくためには、企業活動の実態が正確に把握されなければなりません。そんな観点から”実際の経営に役立つ会計”はどうあるべきかという部分に視点をあて、「キャッシュベース経営の原則」・「一対一対応の原則」・「ダブルチェックの原則」等、7つの原則について、具体例を交えながら分かり易く説いた”目からうろこ”の一冊です。 私も、この本は3回読み直しました。 経営者の方には絶対的にお薦めさせて頂きます。