【渡辺の本棚】 「黄金のおにぎり」

2010.10.17
    

今日ご紹介させて頂きますのは、「黄金のおにぎり」(高橋朗・Nanaブックス) です。
 
私は、当社が今後、この業界において勝ち残っていこうと思った場合に重要となるのが、
『ブランド戦略』 だと思っています。
 
当社の場合、賃貸仲介部門は 「アパマンショップ」 のFCに加盟をしているわけですが、FCの
“ブランド” で勝負するのではなく、自社独自の”ブランド”で勝負できるようにならねばならない
と考えております。
 
では、そもそも “ブランド” とは、いったい何でしょう・・・?
「商標」や「ロゴマーク」、「キャラクター」 を決めることだけが、『ブランド戦略』 ではありません。
同時に、自社の 「コンセプト」 を明確にし、その「コンセプト」を絶対的な存在として扱うカルチャー
が社内にあることが重要です。
また、社長である私の 「人間性」 は勿論、全従業員の 「人柄」 というものも極めて重要となって
きます。 それ自体が、一つの “ブランド” だともいえるのです。
 
一人ひとりのお客様にどれだけ満足して頂けるか・・・。
お客様に愛されて、長いお付き合いをして頂くことができるか・・・。
 
つまり、何かお客様の心に訴えるものがあれば、それが “ブランド” になっていくのだろうと思い
ます。
 
そんな「ブランド構築の手法」を、小説仕立てで、わかり易く、かつ、面白く解説してくれている
一冊。 個人的には、とても満足のいく一冊でありました。