モチベーションを上げるのは自分の仕事

2011.12.18
    

とある社員研修を行なう会社の社長が語っておられた受売り的な話です。
その社長は、「最近、モチベーションがあがらないんですが、こんな時はどうしたらいいのでしょうか?」 といった質問を受講生から受けることが多いのだとか・・・。
 
こうした質問をしてくる人というのは、たいてい自分以外のところにその問題があるという前提で話をしているわけです。
社員のモチベーションを上げるのは、会社や社長や上司の仕事で、そのことに積極的に取り組まない会社(社長・上司)が良くない・・・という論調です。 
 
しかし、そもそも「モチベーション」とは、「動機付け」という意味です。
それって、”人”に求めるものなのでしょうか・・・?
確かに会社(社長・上司)が、会社運営の一つの方法論として社員のモチベーションを上げるように配慮する必要はあります。
でも、自分が社会人であるなら、それは自分自身に課せられた仕事ではないか・・・ ということです。
 
上記社長は、仕事をするということは「給料」(お金)を貰うということであるので、お金を貰うために色々とあるのは当たり前だというふうに説かれています。
学生なら話は分からないでもありません。 なぜなら、学費を払っているから・・・。
いうならば、”お客さん”の立場にあるから色々と面倒を見てもらうのは当然といえるのかも知れません。
ですが、「給料」を貰っている社会人となると話は別です。
百歩譲って”一般社員”ならいざ知らず、”管理職”から上記のような言葉が出てくるようでは、その組織は問題だと語っておられました・・・。
 
会社(社長・上司)は会社(社長・上司)で、配慮をするよう努めます。
しかし、社員の役割は、甘えを一掃し、自分で自分のモチベーションを上げながら、目の前の仕事に全力で取り組むことだということを忘れないようにしたいものです・・・。

 

※写真は、本文とは何の関係もありません。先日の東京出張の際に撮影した何気ない風景。「目白通り」の銀杏並木です。