信じるとおりになるのが人生

2011.03.22
    

写真は、大治町で不動産業を営む川口社長から戴いた『クリスマスローズ』。 近年人気が高まっている園芸植物であります。
このクリスマスローズの “花言葉” は 「私の不安を取り除いてください」 というものらしいのです。
そこで、今日は被災地の皆さんに少しでも勇気を与えられるようなことを記したいと思います。
日本電産の永守重信社長のことはご存知でしょうか?
多くの業績不振企業を蘇らせた社長、多くの従業員の雇用を守った社長 として名高いカリスマ経営者であります。
その永守社長が大切にされている言葉があります。
それは、「信じるとおりになるのが人生である」 というもの。
永守社長は、この言葉を色紙に自分で書いて普段目に付くところに置いているのだとか。
自分でこうなりたいと思っていることでもなかなか実現できないことが多いのに、思わないことが実現するはずもない。 だから 「できると信じ抜く」 ことが大事だというふうに語っておられます。
 
創業して間もない頃、零細企業だった日本電産は、どこからも受注をもらうことができず、やっと受注ができた仕事といえば、他社が断ったような過酷な条件のものばかり。 同社の技術者連中が一様に 「絶対無理だ!」 と言い放つようなものばかりだったようです。
 
そんなとき、永守社長はみんなを立たせて 「 “できます” と100回言ってみい!」 と訓示をされました。
 
 社員: 「できます。できます。できます・・・・・・・」
 永守社長: 「どうや?」
 社員: 「いや、できません」
 永守社長: 「じゃぁ、今度は1000回言ってみい!」
 社員: 「できます。できます。できます。できます。できます・・・・・・・」
 
こんなふうに 「できます」 を1000回も言っているうちに、不思議と出来るような気分になってくるようで、そんな気分になったところで仕事に取り掛かるようにしたのだそうです。
そうしたら、客先が求めるところまでは行かないまでも、相当レベルの高い製品が仕上がったとのこと。
このようにして日本電産の技術力が蓄積されていったというふうに述べておられます。
 
もし、このときに 「とても無理だ」・「不可能だ」 と諦めていたら今の日本電産はなく、とっくに倒産していただろうとも述べておられます。
 
永守社長は社員に対し、よく次のように言われるようです。
 
「物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとする人が “できる” と信じることから始まる。 自らが “できる” と信じたときにその仕事の半分は完了している」

この言葉などは、今回被災された皆さんの心にも響く言葉ではないでしょうか・・・。
重ね重ね申し上げますが、どんなときも “希望” だけは失わないようにしてください。
これが最も大切なこと。
“冬きたりなば春遠からじ”
日本中が皆さんを応援しています。