抜けたところのある人間のほうがいいんだよ

2012.01.08
    

社労士試験の勉強を始めてからというもの、読書をする時間がメッキリ減りました。
そんなこともあり、11月以降はブログのネタ探しに頭を悩ますことが多くなっています。
 
お正月休みには本を読もうと思い、休みに入った初日に書店で何冊か買い込んだのですが、結局のところ1冊を途中まで読んだだけで終わってしまいました・・・。
 
これではいかん!ということで、ここ最近は”トイレの中”で極力読むように努めています。
そんな程度の時間では、読む量もたかが知れていますが、全く読まないよりはいいだろうというふうに思っています。
 
実際のところ、いま読んでいる 『48歳からの人生のルール』(入江光海・著/明日香出版社) という本は、なかなかグッドです。
 
私自身が、今月18日に”48歳の誕生日”を迎えることから、そのタイトルに惹かれるように手に取った一冊ですが、この本は全ての年齢層、特に社会人になったばかりの若い人が読んでも凄く有益なんだろうと感じています。
 
今日は、今朝読んだばかりの項目なんですが、とても勇気が湧いてくる内容だと思いますので、皆さんにご紹介させて頂きます。
 
「少し抜けたところがあること」・・・・
これは、”大物”になれるかどうかの最重要ポイントなんだそうです。
 
このことは、もともとある政治家が著した本の中に記載があったことなのだそうですが、入江さん自身も以前からそのように感じておられ、実際に多くの人物を検証してみたところ、「これは間違いない!」と確信に至ったとのことです。
 
世間一般には、頭脳明晰で、他を圧倒するような人間的迫力を有している人が”大物”になるのだろうと考えられがちですが、決してそうではないということです。
そのような人物は、短期的にトップのポジションに就くことはあっても、長期的にはそのうちの大多数の人が周りからの信頼を失い、やがては失脚しているというケースが目立つようです。
 
そんなことから、大物になるためには「少し抜けたところがあること」が決め手となるのです。
 
ここでいう「少し抜けたところがある人物」とは、少し”おっちょこちょい”で、物事への反応が”鈍感”で、身の回りの小さなことに”しばしば失敗する”ような人間をいいます。
 
少し抜けた人が大物になるその理由は、そういう人物には「寛容さ」と「温かみ」を抱かせ、「母性本能をくすぐる」ところがあるということ。
そういう人物には”応援者”が現れるということです。
 
逆に、完璧な人間、鋭い人間からは「冷たさ」を感じることもあり、また、当人は自分に「自信」があるので、何でも自分で処理しようとします。
それにより、周りに「排他的な印象」を与えることにもなるというわけです。
確かにそうですよね・・・。 そんな人には”ホンモノの応援者”が近寄ってくるとは思えません。
 
この項目を読んだ際に、心の中で「よっしゃ~」と叫んだ私。
なぜなら、私には「抜けたところがある」からです。
でも、「少し」ではなく、「たくさん」なので、その度合いが気になるところではありますが・・・。
 
いずれにしても、”完璧人間”である必要は全くないということです。
これを読まれて「勇気」が湧いてきたという人も多いのではないでしょうか。
完璧人間である必要がないどころか、少し抜けたところがある人間のほうがいいんですから・・・。
 
  
※適当な写真が見当たらず、こんな写真でスミマセン。次女の「縫いぐるみ」です。一応、”辰”関連です・・・。