本当に大切なのは「悪い情報」

2011.03.03
    

今日は3月3日、『桃の節句』 ですね・・・。
我が家にも女の子が二人(20歳と8歳)いるわけですが、それぞれに小さな 「雛人形」 があります。長女(20歳)の雛人形はガラス製、次女(8歳)の雛人形は陶器製、各人の初節句の時から飾っています。 (写真は、次女の 「雛人形」 であります)
  
『桃の節句』 は、別名 『ひな祭り』。 女の子にとっては “お祭り” の日、”楽しい” はずの日でありますが、我が家にとってはとんだ 『ひな祭り』 となりました。
実は、次女が昨日から寝込んでいるんです。 “インフルエンザ” だと診断されてしまいました。
当然ながら今日も学校を休んでいます。
早く元気になることを望むと同時に、私も貰わないように注意をしなきゃなりません・・・。
 
 
では、この辺で今日の本題へと移らせてもらいます。
一昨日 『情報』 について記しましたが、今日はその続きのような内容で行かせてもらいます。
 
リーダーが物事の判断を下していくには、沢山の 『情報』 を収集することが大切なわけでありますが、その中には 「良い情報」 と 「悪い情報」 とがありますよね・・・。
私たち人間は、とかく 「良い情報」 は歓迎するものの、「悪い情報」 については疎(うと)ましく感じてしまうものであります。
 
しかし、本当に重要なのは「悪い情報」。 「悪い情報」 こそ、歓迎しなければなりません。
 
上手くいっている状態なら放置をしておいても大丈夫ですが、上手くいっていないのなら直ちに対策を講じる必要があるからです。
失った時間は決して帰ってきませんし、一旦失った信頼を取り戻すには相当の労力と時間を要します。
こうした観点からすれば、最悪の状態と言うのは 「悪い情報」 が入ってくることではなく、「悪い情報」 が入ってこなくなることなんです。
 
「悪い情報」 を耳にして、機嫌が悪くなるようなリーダーには、やがて 「良い情報」 しか入ってこなくなります。 こうなると致命的、俗に言う “裸の王様” 状態に陥ってしまいます。
「良い」・「悪い」 は、リーダーがその事実に対してつけた勝手な解釈に過ぎません。
“事実” は “事実” として、客観的に受け止める姿勢こそ重要なのです。
 
随分と偉そうなことを書いてしまいましたが、これは全て教わったことで、何年か前に、ある人が私に忠告して下さったことであります。
以来、私が常々意識をしていることで、今日は自分に対する “戒め” の意味も込めて記させて頂きました。
 
「悪い情報」 が聞こえてこなくなったら “要注意” だと捉えましょう。
(ひょっとすると、今の私も “要注意” かも知れません・・・)