楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

2012.06.06
    

紫色が鮮やかな「サフィニア」。サントリーが開発した花なんだとか・・・。

紫色が鮮やかな「サフィニア」。サントリーが開発した花なんだとか・・・。「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」  
これは、新規事業等に取り組む際に心しておくべき考え方で、盛和塾・稲盛和夫塾長(京セラ名誉会長)の教えであります。
  
新たなことに取り組むにあたって最も大事だと言われるのが「情熱」です。
「何としても成し遂げたい!」という強い思いが欠かせないわけですが、まずは”超楽観的”に目標を定めればいいのです。 
 
やる前から壁を作ってしまっていたのでは、何事も成し得ません。
“既成概念”は捨て去らなきゃいけません。
天は私たちに無限の可能性を与えてくれていると頑なに信じ、「必ずできる!」と自らに言い聞かせ、自らを奮い立たせていくことが大切なわけです。
 
しかし、計画の段階では、”悲観的”に構想を見つめ直すことが必要となります。 
どれほど難しいのかということを慎重に、小心に考え尽くす・・・。
起こりうる全ての問題を想定しながら、その対応策を事前に考えておくのです。
 
そして、いざ実行段階となったら、「絶対できる!」という自信を持って、”楽観的”に明るく堂々と実行していくのです。
その理由は、実行段階になっても悲観的に考えていたのでは、成功に向けて積極果敢な行動がとれないからです。
 
新しいことに取り組むにあたっては、「楽観」から「悲観」へ、そしてまた「楽観」へと、頭を切り替えていくことが必要だということです。
 
当社も今期は幾つかのプロジェクトを掲げています。
私を含め、各プロジェクトリーダーが強い情熱をもって、本気で取り組む・・・。
その際に意識すべき大切な考え方が、今日ここに記した考え方であります。 
 
※写真は、「サフィニア」の花。紫色が鮮やかです。この花、サントリーが開発した花なんだそうです・・・。