燃える闘魂 ~気持ちで負けない~

2010.02.01
    

私は戦争映画が好きです。なかでも、「太平洋戦争」を描いたものが大好きです。

昨年は、レンタルビデオ店にある太平洋戦争関連のDVDを全て観つくしました。
   
何が言いたいか・・・・。
  
今の日本経済は、どん底状態にあります。
昨年来、「100年に一度の大不況」であるとマスコミに騒ぎ立てられ、そのアナウンス効果も
手伝い、実態以上に厳しい環境下に追い込まれています。
今年に入り、一部の上場企業には復調の気配もあるようですが、大多数を占める中小零細企業
にとっては、昨年以上に厳しい現実が待ち受けているような気がしてなりません。
   
しかし、この100年間において果たして”今”が最も大変だと言えるでしょうか?
  
私は決してそうだとは思いません。
   
この100年の間に日本で起きた大変な出来事を挙げてみるならば、
「第一次世界大戦」、「第二次世界大戦」、「オイルショック」、「バブル崩壊」、「阪神淡路大震災」
が頭に浮かびますが、この中において最も悲惨な出来事といえば、
間違いなく 「第二次世界大戦」、「太平洋戦争」 であると言えます。
  
戦争に伴う出来事は、その殆どが悲惨なことばかりではありますが、
中でも私が胸を打たれるのが、「神風特攻隊」です。
 
戦争の先行きに暗雲が立ち込めた昭和19年、大日本帝国は戦況の打開を図るべく
250㎏爆弾を搭載した航空機による敵艦への体当たり作戦を敢行したのです。
  
燃料も片道分しか積んでいません。あくまでも死を前提とした肉弾作戦です。
  
特攻隊員になることは、表向きは各人の志願によるものとされていますが、これは命令に
よるもの以外の何物でもありません。
 
彼らがどんな気持ちで飛び立っていったかは図り知ることができません。
  
将来ある20歳そこそこの若者が、中には未成年の若者たちが、愛する人たちの住むこの国を
守るために命をなげうって出陣していったのです。
    
そんな時代と比べたら、今回の不況など”糞くらえ”といった感じですし、
我々の身に降りかかる様々な苦難は、たとえそれが何であれ、
命まで取られるわけではないのであれば大したことではありません。
  
こんな恵まれた時代に生を受けながら「不平不満」や「愚痴」をたれていること自体が恥ずべきこと
だと思います。
  
戦争映画の好き嫌いに関わらず、太平洋戦争関連の映画を観るといいと思います。
  
このようなことを書いて誤解をされては困りますが、私は決して”タカ派”ではありません。
  
しかし、自分を勇気づける、自分の気持ちを奮い立たせる意味でも有効であると確信しています
ので、このように言うわけです。
  
推薦したい映画作品として、3年前に公開された「俺は君のためにこそ死にに行く」、
また、随分と古い映画でモノクロ版ですが、「ああ同期の桜」、「ああ回天特別攻撃隊」、
「ああ予科練」 を挙げておきます。
  
今度の休日にでも観てみてください。 きっと人生観が変わるはずです。