知足常楽(ちそくじょうらく)

2009.05.03
    

『心清事達』・『諸行無常』・『知足常楽』 この3つの言葉は、私が常々大事にしている言葉、いわば ”座右の銘”としている言葉です。 『心清事達』については、このホームページ内、採用情報のコーナーでご紹介させていただいておりますので、今日は『知足常楽』という言葉について書きます。これは、「盛和塾」で学ばせていただく中で知った言葉です。昨年、当社の社内報「月刊フォーラム・11月号」に載せた文章ですが、そのままを以下に記します。

[中国仏教で「知足常楽」という言葉があります。「足るを知る心があれば、常に楽しく気持も楽になれる。常に楽しければ、その結果として素晴らしい人生を歩んでいける」という意味です。 人間誰しも”我欲”があります。この”我欲”が全く無ければ生きていくこと自体できませんので、あって当たり前なのです。しかし、極力それを自制することが大切なのです。 足るを知らない人は、常に不平不満をこぼします。欲望が満たされても次から次へと新たな欲望が生まれてくるからです。人の欲望にはきりが無いので、それが不平不満に繋がるのです。 では、なぜ不平不満が出てくるのでしょうか。それは、人と比べるところからくるのだと思います。自分自身が持っていないものを人が持っているとき人を妬み羨む気持が起こり、人と比べて自分の現状に満足できずに足りないと感じるところからくるのではないかと思います。 また、物事が自分の思った通りにならなかった場合や、自分の気持ちを人が理解してくれることを勝手に期待し、人がそれに応えてくれなかったりすると不平不満が出てきたりするのです。 要するに“我欲”にとらわれ自己中心的な状態のときに不平不満がでてくるのです。 しかし、このように感謝することを知らず、足ることも知らず、心が欲望の虜になり不平不満に支配されていけば、結局のところ、自分の魂を損ない、心を貧しく卑しいものにしていくのです。 日常生活の中で不満を探そうと思えばきりがありません。しかし、不満を探す毎日を送るより、足るを知って感謝する毎日を送るほうがずっとストレスもないし、幸せではないかと思うのですが如何でしょう・・・・。]

さて、明日5月4日から6日までの3日間は当社は管理センターを除きお休みさせていただきます。私のブログもこの期間はお休みさせていただきますので宜しくお願いいたします。