管理者は”結果請負人”

2011.05.15
    

「管理者になって最も意識すべき大事なことは何ですか?」 という質問をされた際に、”部下とのコミュニケーション” と答える新任管理者が多いのだとか・・・。
 
「管理者は部下を通じて仕事をするもの」 と言われます。 人間一人のマンパワー・知恵などたかが知れたものです。 ですから、多くの人間のマンパワー・知恵・知識を十二分に活かしていく必要があるわけです。
また、人間には誰にでも公平に潜在能力が与えられているものですが、この潜在能力をまだまだ出し切っていない人が多いのも事実です。この点を鑑みれば、管理者の重要な仕事の一つは部下のその能力を引き出すということだともいえます。 その為には確かに “コミュニケーション” も大切でしょう。
 
ですが、「最も意識すべき大事なこと」 となれば、答えは違います。
 
部下とのコミュニケーションを図り、部下と上手くやっていくことは勿論大切。
しかし、それは単なる “手段” に過ぎず、”目的” ではないのです。
 
管理者は、自分は “結果請負人” だという考えを持つべきで、管理者の仕事の第一優先は 「お客様のお役に立ち、会社の業績をあげること」 だということを忘れてはなりません。
また、”結果請負人” である以上、「経営環境が悪かった・・・」とか、「努力したけど・・・」みたいな言い訳をしてはならないのです。 そんな言い訳は、ただただ見苦しいだけ。
 
“何としても結果を出す” そんな心意気が大切です。