私たちは、自分のことを他の誰かと比較するようなとき、とかく「相手にはあって自分にはないもの」に目がいきがちですよね。
相手より劣っている自分がつくづく嫌になる・・・ そんなことも結構あるのではないでしょうか。
もともと人間は弱いものですので、致し方ないことかも知れません。
しかし、そんなふうに自分を責めたところで何にもなりません。
安岡正篤さんが説かれる『思考の三原則』というものがあります。
「長期的に見る」・「多面的に見る」・「根本的に見る」というものであります。
そもそも相手のことをスゴイと思っている内容が、本当にスゴイことなのか。
自分の”短所”だと思っていることが、別の角度から見たら”長所”だったりしないのか。
今、この時が良くても、それが未来永劫ずっと続くようなことなのか。
堅実かつ地道な努力を重ねていけば、いつかは追いつき追い越せるようなものではないのか。
そうした観点から物事を見ていく癖をつけていくといいかも知れません。
そして、「相手にはなくて、自分にあるものは何なのか・・・」
この方向から物事を見ていくのです。
絶対にあるはずだと思うのです。
そこに着目、そこを強化していけばいいのだと思います。
これは、個人にも企業にも言えることです。
いい意味での”自分らしさ”を見抜き、それをプラスの方向へどんどん伸ばしていく・・・。
そんな視点が肝心なのでありましょう。
※写真は、先日「なばなの里」の温室内で撮影した花。花の名前は不明ですが、まるで”バレリーナ”が踊っているようにも見えます。
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