親切心の裏側に潜むエゴ

2012.06.07
    

「セントポーリア」の花が綺麗に咲いていましたので思わず写真に収めました・・・。

今日は、過去に記したことのある記事の”リメイク版”です。
「人に親切にする」、「人に優しくする」・・・ 
こうした”利他の心”を抱いて、人と接することは凄く大切なこと、素晴らしいことであります。
 
しかし、”利他の心”だと言いながら、実はその裏側に己の”エゴ”が潜んでいるようなことってないですか?
  
きっとありますよね・・・。
「優しさはエゴだ」という言葉が存在するように、「優しさ」が得てして”自分本位”の方向で働いているようなことは、誰にだってあると思うのです。
 
本来、相手に喜んでもらおうとして行なっていることであるはずなのに、心のどこかに”見返り”を求めていたりすることもあるのではないでしょうか・・・。
“エゴ”が働いている「優しさ」や「親切」からは、マイナス要素が生じることになります。
 
「これだけやってあげているんだから、もっと感謝されてもいいだろう・・・」といった”不平不満”や”愚痴”が生じてきたりするのです。
 
更には、「自分は正しいことをやっているのに・・・」と、”エゴ”の部分が強くなってきてしまうと、自分と同じやり方(考え方)をしない人を認めることが出来なくなったりするのです。
 
そうやって自分の価値観を人に強要してしまうと、信頼されるどころか、逆に”批判”を集めることにもなりかねませんので、充分に注意をする必要があります。
 
「優しさ」や「親切心」が、”エゴ”に変わっていないか・・・
“動機善なりや、私心なかりしか”・・・
   
一日に一度は、心を鎮めて自分自身を見つめ直す時間を持つようにすると良いかも知れません。
  
※写真は、「セントポーリア」の花です。本文とは何の関連もありませんが、キレイでしょ・・・。