訪問営業の留意点

2012.06.02
    

今は季節的に「バラ」が見ごろです・・・。

今日は 「訪問営業の留意点」 について記してみたいと思います。
当社の場合、どちらかというと”待ち”の営業スタイルですが、新規に物件を仕入れに行く(物調)時などは、「訪問営業」をすることになります。
当社の賃貸仲介部社員は若い社員が多く、未だ「訪問営業」というものを経験したことがないがない者も沢山いますので、今日は彼らに向けてそのコツを伝えるつもりで記させて頂きます。
 
相手先を訪問した時には、最初に “アイスブレーキング” をします。
“アイスブレーキング” とは、文字通り、固い氷を壊す(溶かす)ように、相手方の緊張をほぐすことを言います。
つまり、いきなり本題(商談)に入るのではなく、「雑談」から入りなさい ということです。
 
その雑談のネタは、 『きどにたてかけし衣食住』
 
 ・「き」・・・・ 季候
 ・「ど」・・・・ 道楽(趣味)
 ・「に」・・・・ ニュース
 ・「た」・・・・ 旅
 ・「て」・・・・ テレビ
 ・「か」・・・・ 家庭
 ・「け」・・・・ 健康
 ・「し」・・・・ 仕事
 ・「衣」・・・・ 衣類(洋服等)
 ・「食」・・・・ 食物
 ・「住」・・・・ 住む
 
以上のように、雑談テーマの頭文字をとったものですが、商談にはこうした話題から入るといいと研修等でも教えられます。 私も若かりし頃、そのように教わりました・・・。 

でも、これだけのネタでは相手によって話が広がっていかない(続かない)こともあります。
私が下手なのかもしれませんが、そんな経験が幾度となくありました。
ある意味、”ありきたり” だからかも知れません。
 
私が偉そうなことを言うのも気が引けますが、私の場合は相手先を訪問する際には、少し余裕をもって現地に赴き、相手宅(相手の会社)周りをぐるっと廻ったりして、話題として用いることができそうなものを探します。
たとえば、咲いている花であったり、工事現場であったり、行事ごとであったり・・・

また、相手先の玄関(会社なら受付)を入った段階から応接室まで、ネタになりそうなものを探します。
たとえば、置物であったり、棚にある書籍だったり、会社であれば受付の女性の対応であったり・・・

その気になって探せば、ネタとなるようなものはいくらでも見つけることが出来ます。
 
そうしたネタを切り口に、本題に入っていくと、目に見えないバリアーも幾分と解け、商談も比較的スムーズにいくような気がします。

そうして上手く切り込むことが出来さえすれば、流暢な話術など無くても(苦手でも)大丈夫・・・。
それよりも、相手の話を真剣に聞いてさし上げることが肝心なんだと思います。
 
こんなことを書いていると、「営業マンなら、そんなの当たり前だろ!」 という声も聞こえてきそうですが、冒頭に記しましたように”当社の若い社員向けに”というつもりでいますので、どうぞご容赦くださいませ・・・。 
 
※写真は、先日「ななばの里」で撮影したバラ。薄紫がキレイです。今月は”アジサイ”を楽しめますよ・・・。