今日は、当社のフィロソフィーの中から【足るを知る】を取り上げます。
これについては以前、別のカタチで記させて頂いたことがありますが、とても大事な考え方であり、「足るを知る生き方」ができるか否かで私達の成功(成幸)が決まるように思えてなりませんので、改めて取り上げさせてもらいます。
当社のフィロソフィー手帳(P.40)には次のようにあります。
人間誰しも我欲があるものですが、極力それを自制することが大切です。
足るを知らない人は、常に不平不満を言います。欲望が一つ満たされても次から次へと新たな欲望が生まれてくるからです。人の欲望にはきりが無いので、それが不平不満につながるのです。
では、なぜ不平不満が出てくるのでしょうか。それは人と比べるところからくることがあるのです。自分が持っていないものを人が持っているとき人を妬み羨む気持ちが起こり、人と比べて自分の現状に満足できずに足りないと感じるところからくるのかも知れません。
また、物事が自分の思い通りにならなかったり、自分の気持ちを勝手に人に期待し、人がそれに応えられなかったりすると不平不満が出てきたりするのです。要するに我欲にとらわれ自己中心的な状態のときに不平不満が出てくるのです。
しかし、このように感謝を知らず、足ることも知らず、心が欲望の虜になり不平不満に支配されていけば、結局のところ、自分の魂を損ない、心を貧しく卑しいものにしていくのです。
「もっとよこせ、まだまだよこせ」という物欲、“欲張りな心” は、人間誰しもが有する強力な煩悩の一つではありますが、それを露骨に出したんじゃ、周りの人心は離れていってしまいます。
「足るを知る心」があれば、そこからは必然的に「感謝」や「謙虚さ」といったものが生まれてきます。そうしたものを根底においた “利他の行い”、つまり、人への「思いやりの心」が周りの人心を惹きつけるのです。
人の評価というものは、どれだけの財産を持っているかとか、どれだけ高い地位に就いているかではありません。
どんな 「人」 であったか、つまり、どんな「心」・「精神」・「言動」の持ち主であったかです。 自分の葬式の際にどれだけの人々が心から涙してくれるか・・・、そこだと思うのです。
『知足常楽』(ちそくじょうらく)という言葉があります。
「足るを知る心があれば、常に楽しく、気持ちも楽になれる。常に楽しければ、その結果として素晴らしい人生を歩んでいける」という意味です。
足るを知る心で、そんな人生、いわば “成幸” といえる人生を引き寄せようではありませんか!!
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